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8作家によるグループ展 - TOKIO における最後の展覧会 -
「A bientôt じゃ、またね。」


[ご注意]
新型コロナウィルス感染が拡大している状況を鑑み、開催日程、開廊曜日が変更になる可能性があります。 事前にギャラリーHP、FB、TWでの告知をご確認の上ご来場ください。
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出展作家
Hogalee, 内山聡, 五影華子, 高橋功樹, 冬耳, 赤井正人, Patrick Taberna, Bernard Plossu

TOKIO's Last Exhibition A bientôt by 8 artists
Hogalee / Satoshi Uchiyama / Hanako Itsukage / Koju Takahashi Fuyuji / Masato Akai / Patrick Taberna / Bernard Plossu




展示期間
Exhibition Period
2021年3月26日(金)- 2021年4月11日(日)
26th Mar.(fri.) - 11th Apr.(sun.), 2021
 
開廊時間
Open
12:00 - 19:00(木 - 日曜日)
thu. - sun. 12:00 - 19:00
 
休廊日
Closed
月・火・水曜日
※通常月火水は休廊しておりますが、今回の展覧会では、事前に通知してくださればできる限り臨時にオープンいたします。 随時FBメッセンジャーやインスタグラムでメッセージでお送りください。
mon. tue. wed.
※The gallery is usually closed on Mondays, Tuesdays and Wednesdays, but we will try to open the door if you let us know in advance. Please feel free to send us a message via FB messenger or Instagram.
 
レセプション
パーティ

Reception party
3月27日(土)18:00~
数名の作家が在廊しささやかなレセプションパーティを行います。
On Saturday 27th March we will have a small reception party with some of the artists in the gallery.


Gallery OUT of PLACE TOKIOにおける最後の展覧会として、8作家によるグループ展 「A bientôt じゃ、またね。 」を開催します。

Gallery OUT of PLACE TOKIO is pleased to present A bientôt, a group exhibition by eight artists for the period March-April 2021.



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A bientôt じゃ、またね

Gallery OUT of PLACE TOKIO は、2021年4月30日をもって、
3331Arts Chiyoda 207号室を退去します。

TOKIO閉廊にあたり最後の展覧会として
「A bientôt じゃ、またね」展を開催いたします。

この展覧会ではこれまでTOKIOに深く関わってくれた作家から
今後の奈良での活動に繋がっていく計8人の作家を紹介します。


Hogalee
:現代美術とコミック界を跨ぎながら「東京ガール」を主題に作品を制作。近年はマスキングテープを使った公共空間での巨大壁画も発表しています。

内山聡
:紙テープを延々と巻く、エアマットに絵具を注入する等、日々の小さな行為が繰り返されその集積がある時芸術に変化する様相を発表して来ました。

五影華子
:単身渡欧ののち、長年ドイツを拠点に活動する作家。孤高かつ透明感あふれる抽象絵画を描きつづけています。

高橋功樹
:奈良桜井に生まれ育った高橋は、漆喰と顔料を画材に繊細なマチエールと大胆なコンポジションの抽象絵画をストイックに黙々と制作しています。

冬耳
:関西圏を拠点に、自然界の普遍的な形と鮮やかな色彩を自在に駆使し、音楽が流れ出るような絵画を発表しています。

赤井正人
:修験の聖地大峰山(奈良県)で生まれ育ち、吉野杉や吉野川の流木などを直接火で焼き造形した立体作品を紹介します。

Patrick Taberna
:20年間ひたすらに家族や子供たちを撮り続けるフランスの写真家。小さく無垢なものへの溢れ出る愛情が彼の制作活動の本質です。

Bernard Plossu
:旅先で出会う何気ない風景や人物の表情を、どこかアンニュイな独特の風合いで印画紙の上に定着させるフランスの著名写真家です。


これを最後にGallery OUT of PLACE 東京支店TOKIOは閉廊し、今後は支店を持たず、奈良の本店にてギャラリー業務を行います。

現在奈良本店は長期休廊中ですが、本年9月ごろより展覧会の開催など、一般業務を再開する予定です。
(その間も滞り無く、メールやSNSでの通信は可能ですし、広報活動や、対外的な展覧会企画、フェアへの準備など、奈良本店で継続させていきます)

広尾時代から展覧会ごとに足繁く通ってくださった皆様、作品をご購入くださった皆様、作家たちと交流を重ねてくださった皆様、長い間お世話になりました。心より感謝申し上げます。
本当にありがとうございました。
アビアント、また近いうちにお目にかかりましょう。


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A bientôt じゃ、またね

Gallery OUT of PLACE TOKIO will move out of room 207 on 30 April 2021.

On the occasion of the closing of TOKIO, we are pleased to present our last exhibition "A bientôt Ja, Matane ".

In this exhibition we present eight artists who have been involved with TOKIO and who will continue to work in Nara in the future.


Hogalee
: Hogalee's work is based on the theme of "Tokyo Girl", straddling the worlds of contemporary art and comics. In recent years, he has been creating huge wall paintings in public spaces using masking tape.

Satoshi Uchiyama
: Satoshi Uchiyama's work is based on the repetition and accumulation of small daily actions, such as rolling paper tape or pouring paint onto an air mat, which transform into art.

Hanako Itsukage
: After moving to Europe on her own, Hanako Itsukage has been based in Germany for many years, and has been creating abstract paintings with a sense of isolation and transparency.

Koju Takahashi
: Born and raised in Sakurai, Nara, Takahashi works stoically with plaster and pigments to create abstract paintings with delicate textures and bold compositions.

Fuyuji
: Based in the Kansai area, Fuyuji creates paintings that seem to flow with music, making free use of the universal forms and vivid colours of the natural world.

Masato Akai
: Born and raised in the sacred mountain of Omine (Nara Pref.), Akai's sculptures are made from Yoshino cedar and driftwood from the Yoshino River.

Patrick Taberna
: is a French photographer who has been photographing his familiy and children for 20 years. The essence of his work would be the love for small and pure things.

Bernard Plossu
: is a famous French photographer who captures on photographic paper the expressions of people and landscapes he encounters during his travels, with a somewhat languid and unique texture.


Gallery OUT of PLACE will close its Tokyo branch after this exhibition.
We will no longer have a branch in Tokyo, but will operate from our head office in Nara.

The Nara's office is currently closed for a long period of time.
We are planning to resume our business around September this year.
(In the meantime, we will still be able to communicate with you via email and social networking sites, and we will continue our publicity activities and preparations for external exhibitions and fairs at the Nara head office.)

We would like to thank all of you who have been coming to our exhibitions since our Hiroo days, who have purchased our works, and who have interacted with our artists.
Thank you very much for your support over the years. We would like to thank you from the bottom of our hearts.
Thank you very much.
We hope to see you again soon.


》Hogalee ホガリー
》内山聡 Satoshi Uchiyama
》五影華子 Hanako Itsukage
》高橋功樹 Koju Takahashi
》冬耳 Fuyuji
》赤井正人 Masato Akai
》Patrick Taberna パトリック・タベルナ
》Bernard Plossu ベルナール・プロス








archive -2020-


関智生・吉岡俊直「half-blind aliens 半盲のエイリアン」

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展示期間2021年1月29日(金)- 2021年3月7日(日)
開廊時間12:00 - 19:00(木 - 日曜日)
休廊日月・火・水曜日
レセプション
パーティ
吉岡俊直が1月29日(金), 30日(土 ~15:00)に、関智生は29日(金), 30日(土), 31日(日 ~17:00)に、在廊する予定です。
レセプションパーティは開催いたしません。何卒ご了承ください。


Gallery OUT of PLACE TOKIOでは、2021年1-3月期の展覧会として、関智生、吉岡俊直による二人展「 half-blind aliens 半盲のエイリアン 」を開催いたします。
今回の展覧会タイトルとテキストは拝戸雅彦氏(愛知県美術館)によるものです。


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半盲のエイリアン

 アートをきわめてシンプルに定義してみる。アートとは、物質的な「もの」や、物質性を欠いた「こと」を、変換・置換・変容させて、構造的にヴィジュアル化される、独立した別の「もの」や「こと」、としたい。私は、洞窟に人類が住んでいた時代から、古代、それに続く、中世、近世、近代、さらには現代であろうと、どの時代のアートにも、最初にこの図式を使って、そのヴィジュアルを分析する作業から始める。アーティストたちは何に注目して、どのような技術や素材を通して、それをヴィジュアル化してきたのか。時に、これらの置換プロセスは素早く瞬時に行われる。あるいは、非常に時間のかかる面倒なプロセスにもなる。思考が長くて、身体のアクションが一瞬の場合もあれば、思考が短くてアクションが非常に長い場合もある。いずれの場合にも、そのプロセスの選択には理由と根拠があったし、あるはず。それがいつも知りたい。

 この定義にあてはめると、関智生が見ているのは目の前の木々であり、その場所に持ち込んだ絵の具とその筆触による物質性を通して、木々という他者、あるいは客体の中での、彼自身の主観的な没入状態を見えるようにしていくのだ。個別的な木々の環境は関に影響を与えていき、それらを目と腕がフィードバックされながら、紙などに移しかえられていく身体的な作業の中で、関の主観と、木々の客体が混じり合う。言わば、関自身が木になり、木が関となる。こうして、アウトプットされた作品は極東アジアにおいて成立し展開してきた墨絵にも見える。決して自然を第三者的に観照するものではない。むしろ19世紀半ば以降の、ヨーロッパの印象派以降のアクションにも近く、太陽光線の中でチューブから直接絞り出す絵の具の素材が持つ発色を生かすそのやり方は、それ以前の時代の絵画に比べ、かなりアトリエからの開放感を伴う、身体的で快楽的なものだったと想像する。そこにモダニズム絵画の原点の一つを想定してもいいだろう。

 対照的に、吉岡俊直の技法は写真と版画を組み合わせたもの。イメージが反転して存在する、という、版画の思考は15世紀から始まるが、機械を通して現象が定着される、写真の技術が19世紀の印象派の成立と同時期であったことを意識したい。吉岡は、自ら作り上げたセットも含めた、ありふれた日常の光景を角度を変えて複数枚の写真に撮影し、PC上でそのセットや空間を再現する上で自動プログラムのプロセスをかなり強めて立体化させる。撮影された対象の表面の裏側は、機械であるカメラにとっては一旦は不可知の領域である。撮影された複数の写真が組み合わさることによって、分析されて計算されて再構成が行われ、空間の厚みが作られる。結果として、表裏がはっきりとした、厚みを備えた表皮のような曲面イメージが浮かび上がってくる。しかし、そうした表裏を持った厚みのあるイメージは断片化されていて、こうしたイメージとイメージの間にはどうしても、不可知のものとしての空隙が残り続ける。一方でイメージのアウトプットには、連続的に滑らかな表面に見える濃緑が選ばれた。

 二人のスタイルは共通して流体的だが、違いもある。関の場合は空気のようにそして光のように粒子的である。木々と一体化している関には、木と木の間は空隙ではない。粒子と粒子の間のように、つかめそうな何かが充満している。吉岡の場合はその物体は液体のようにどろどろとしていて波長的、あるいは周囲に浸透しようとする。こうして、二人が作り出す平面には不穏さが残り続ける。でも、不可知性がごまかせない。

 地球に到来したエイリアンが、困りきって闇雲に、つまりは、半盲のような状態で、世界をスキャンしていくと、こうなるのでないだろうか、と。一人は絵筆を手に、もう一人はカメラを手に。なぜこうなるのか。必死になって世界を知ろうとするからだ。知り得た世界をとりあえずはイメージに置き換えておく。でも、どこまでも不可知は残り続ける。その不可知は興味深く、欲望を掻き立てる。

 そもそも、地球上のアーティストとはこうしたエイリアンの別名ではなかったのか。美術史とはエイリアンの歴史ではないのか。

文:拝戸雅彦(愛知県美術館)


》関智生 プロフィール  》吉岡俊直 プロフィール







赤井正人「うつせのほ」

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展示期間2020年12月11日(金)- 2021年1月17日(日)
開廊時間12:00 - 19:00(木 - 日曜日)
休廊日月・火・水曜日 冬期休廊 12月28日〜1月6日
レセプション
パーティ
2020年12月12日(土)18時 - 19時30分
※作家が在廊します。ぜひご来場ください。入場無料


Gallery OUT of PLACE TOKIOでは、12-1月期の展覧会として、赤井正人による「うつせのほ 」展(木彫、インスタレーション)を開催いたします。

赤井正人は今まで平面絵画を中心に制作・発表を続けて来ましたが、今回の個展では大小様々な黒い木彫作品を発表します。赤井は、一旦彫り上げた木彫を大胆にも燃やし、作品表面を黒く炭化させ、その後さらに彫刻を施し、あるいは石を埋め込み、研磨を繰り返し完成させていきます。のっそりと佇む黒い像は、あたかも深い吉野の山中に潜むと言われる鬼神や、獣道を徘徊する修験僧たちの姿を彷彿とさせます。 この機に赤井の彫刻群を是非ご高覧ください。


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artist statement

うつせのほ

私が生まれ今も生活している土地、紀伊山地には長い歴史や独自の文化、アニミズム的な民間信仰があります。
祖父から聞かされた昔話や民話。日々移ろう山の自然、気候、景色。修験者の祈祷が山にこだまし、護摩焚きの煤で燻された山中の洞窟が幼い頃の遊び場でした。
そんな記憶の風景が私の作品制作に大きく繋がっています。

これまで私は主に絵画を制作してきたのですが、紀伊の山々のうごめきをより強く表現するにはどうしたら良いかと考え、ここ数年は身近にある素材「木」を用いて大型の作品を制作するようになりました。
自然にある素材と対峙するうちに、絵を描く中で着想を得たイメージを立体造形に変えてみてはどうかと考えたのです。

さらに今回独自の黒を表現するために、思い切って火を使ってみることにしました。
火は人間にとって大切な陽のエネルギーであり、かつ負のエネルギーでもあります。
木を彫り着彩し、燃やし、削り、また彫るといった工程を繰り返し、対話を重ねて山のうごめきを表現していきたいと思っています。
自然に身を任せることによって、物質が持つ内なる力、ものの本質を引き出せるのではないかと感じています。

文:赤井正人 2020年 11月


》赤井正人 プロフィール







鷲津民子「裏表の家」

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展示期間2020年10月30日(金)- 11月29日(日)
開廊時間12:00 - 19:00(木 - 日曜日)
休廊日月・火・水曜日
レセプション
パーティ
2020年10月31日(土)18時 - 19時30分
※作家が在廊します。ぜひご来場ください。入場無料


Gallery OUT of PLACE TOKIOでは、10-11月期の展覧会として、鷲津民子による「裏表の家 」展(インスタレーション、ドローイング、立体)を開催いたします。

自由で洒脱な作風で知られる鷲津民子 (b.1945 ) の新作展です。今回は彼女自身のルーツや家族の来歴を遡り、丹念に紡ぎ出したドローイングやエッセイをインスタレーションの形で発表します。


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artist statement

ウラウエの家

「裏表(ウラウエ)」とは表向きと内実が一致していないこと。
平和で穏やかに見えているものが虚で、見えていないものが事実にあったとの意。
私自身のバックグランドを起点とした作品を、祖母・継母・私を通じたさまざまな内面風景をノート作品及びインスタレーションで表現したいと思う。

音をたてないものたちの音。気配があるのに見あたらない。
たしかに人々が暮してきた空間。時間の気配。
記憶が染みとおった風景。役目が終りいつか消えてくものへのオマージュ(敬意)。
どこかストーリーを匂わせたり、感じさせたりするようでありながら、どれも到達はしない。

生者は死者を想いながら、静かにすみずみまでいきわたるような心で、
そして尚、心に静かに降りたつようなやわらかな表情で、傷ついた風景を癒やすようなインスタレーションを試みたい。

文:鷲津民子 2020年 8月


》鷲津民子 プロフィール







中島 麦「luminous dropping incline」

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展示期間2020年9月11日(金)- 10月11日(日)
開廊時間12:00 - 19:00(木 - 日曜日)
休廊日月・火・水曜日
公開制作
+レセプション
パーティ
2020年9月13日(日)16時 - 19時30分
※作家が在廊し、公開で制作を行います。ぜひご来場ください。
入場無料


Gallery OUT of PLACE TOKIOでは、9-10月期の展覧会として、中島麦による「lunimous dropping incline」展(抽象・平面絵画+公開制作)を開催いたします。


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artist statement

lunimous dropping incline

約3年続けている<luminous dropping>の正方形の画面から離れ、最近は縦方向に細長い作品を制作している。新シリーズ<luminous dropping incline>では、これまで主題にして来た絵画を構成する根源的な要素としての「動き・奥行き・光」の3つに加えて、「タイムライン( 時間)」を カンヴァスの上で表現しようと試みた。
細長い画面になったきっかけは、以前からカンヴァスの側面数cmの幅に垂れる絵具の中にある美しさを見い出していたからだが、それを試す中で「時間の流れ」に気付かされることになった。
意図的に傾けた画面にゆっくりと流し込まれた多量の絵具は、重力の方向へ緩やかな(傾斜角によっては素早く)弧を描きながら流れ落ちていく。
乾いた軌跡の中に多様な表情が現れ、重なる絵具の中に空間が生まれ、色彩は光を纏う。
同時にそれらの関係性が明確に視覚化され「タイムライン( 時間)」を表現することになる。

2020 年になり世界中で発生した未体験の出来事は、様々な既存のシステムを転換し、人間の生きる基底となる五感さえも揺るがし続けている。
私自身にとっても例外では無く、日々の生活や制作活動を根本的に見つめ直さざるを得ないほどに影響は大きい。
眼前の怒濤にただ呆然と身を任せ流されて行くような感覚、抗う事の難しい社会や自然の営み、とどまる事のない時間の流れを、絵具という物質に置き換えて表現すること、それが私にとっての「絵を描く」目的なのかもしれない。
描くという私的な行為が、同時に大河の一滴にもなるのではないだろうか、今さらながらそんなことを思った。

また今回の個展では、鑑賞者に同じタイムラインを体感してもらう試みとしてギャラリー空間での現地制作を予定している。アトリエで あらかじめ完成させた作品だけではなく、現場で偶発する出来事や時間も共有できればと考えている。

文:中島麦 2020年8月

》中島麦 プロフィール







SUPER-NORMAL「SUPER-NORMAL?」

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展示期間2020年7月31日(金)- 8月30日(日)
開廊時間12:00 - 19:00(木 - 日曜日)
休廊日月・火・水曜日、※夏季休廊 8月10日-19日
クロージング
パーティ
2020年8月29日(土)18時 - 19時30分
※入場無料 作家が当日在廊いたします。


Gallery OUT of PLACE TOKIOでは、7-8月期の展覧会として、SUPER-NORMALによる「SUPER-NORMAL?」展(映像インスタレーション)を開催いたします。

本展では檜皮一彦と斉藤有吾が最初の触媒となるSUPER-NORMAL が、「SUPER-NORMAL?」と題した映像インスタレーションを行います。

国際都市東京という街が普通に生きようとするものにとっていかに普通ではないかを、彼らが実際に体験し、考察を行った過程を映像化し公開します。平凡で普通の感覚の中に潜む、冷やかな退屈さと異常なまでの暴力性に、観る者の視線は拐われ「普通」について再考せざるを得なくなります。

Gallery OUT of PLACEが毎年真夏に企画する展覧会は社会的なテーマを扱うことが多く、当初は、まさに今夏開催されるはずであったオリンピック・パラリンピックをハックする行為としての展覧会を計画していました。しかし、コロナウィルスの感染がそれに先んじ拡大し、まさにオリ・パラ開催を凌駕してしまったのです。人や経済の動きが無力化されたこの2ヶ月間、人々は「普通の生活」について真摯に考える日々を過ごしたとも言えます以前の普通に戻ることをよしとするのか、普通を超えた別次元の普通を求めるのか、峠を越えたかにみえるコロナ禍の只中でSUPER-NORMALは改めて私たちに問いかけます。

檜皮一彦:美術作家。第22回岡本太郎現代芸術賞大賞受賞。2019年「TOKYO2021 un/real engine ―― 慰霊のエンジニアリング」(TODA BUILDING / 東京) など出展多数。
斉藤有吾:アート・オーガニゼーションCANCERの一員としても活動。


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展覧会ステートメント

【 SUPER-NORMAL? 】
【超】
1 : 数 字 の 下 に 付 い て、 あ る 数 値 を 超 え る こ と。
「身 体 (70kg)+ 車 椅 子 (30kg)+ お や つ (300 円 ま で) = 100kg 超」
2 : 程 度 が 特 に 極 端 で あ る こ と。
「超 辛 口 純 米 大 吟 醸」 「洗 濯 洗 剤 つ め か え 用 超 特 大 サ イ ズ」
3 : あ る も の か ら 極 端 に 逸 脱 し て い る こ と。
「コー ド 化 / 超 コー ド 化 / 脱 コー ド 化」
-
【普 通】
1 : 特 に 変 わっ て お ら ず、 そ れ が あ た り ま え で あ る こ と。
「普 通 の ま る ご と バ ナ ナ」 「バ ナ ナ が お や つ に 含 ま れ な い の は 普 通 だ」 「バ ナ ナ の 量 が 普 通 で な い」
2 : 俗 に、 肯 定 的 な 表 現 と 組 み 合 わ せ て 副 詞 的 に も 用 い ら れ る。
「普 通 に 美 味 し い ま る ご と バ ナ ナ」
?
SUPER?
NORMAL?
What's SUPER-NORMAL?




寺田真由美「天視 - Another Angle -」

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展示期間2020年6月19日(金)- 2020年7月19日(日)
開廊時間12:00 - 19:00(木 - 日曜日)
休廊日月・火・水曜日
レセプション6月20日(土)18:00 - 19:30
※入場無料 作家が当日在廊いたします。


Gallery OUT of PLACE TOKIOでは、6-7月期の展覧会として、寺田真由美 「天視 - Another Angle -」展を開催いたします。

90年代までの立体作家としての経歴を捨て、2000年以降ニューヨークから写真作品を発表し続けている寺田真由美。3年ぶりとなる日本での今回の個展では、天空をテーマに据えた新作を紹介します。自作のミニチュアを撮る作風を踏襲しつつも、写真芸術が持つ「曖昧な虚構性」を超え、「絶対」とも呼べる神々しいほどの光と色が観る者の脳裏に焼きつくシリーズに仕上がっています。寺田が打ち出す「Another Angle」はポストコロナ時代における摂理の転換を預言しているのかもしれません。ぜひご高覧ください。


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Artist statement

「天視 - Another Angle」

真の美とは何だろう?
本当に大切なものとは何だろう? 
込み入った社会の中で、移ろう時代の中で見失いそうになる。
稀にではあるが、規範やたてまえに準じることなく、権力や富に屈することもなく、真に美しいものを、本当に大切なものを明言できる人に出会うことがある。
彼らを天視人と呼びたい。
常に理不尽と対峙しているようで、真価を見据えようとする視角は他とは違う。
意視というレンズの焦点はとても深度が深い。
厳しくも優しい天視人の心象風景を想像してみたい。

文:寺田真由美 2020年5月

》寺田真由美 プロフィール




西川茂「under construction or destruction 2020 Tokyo」

[ご注意]
新型コロナウィルス感染が拡大している状況を鑑み、開催日程、開廊曜日が変更になる可能性があります。 事前にギャラリーHP、FB、TWでの告知をご確認の上ご来場ください。
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展示期間2020年5月8日(金)- 2020年6月7日(日)
開廊時間12:00 - 19:00(木 - 日曜日)
休廊日月・火・水曜日
レセプション+トーク5月9日(土)18:00 - 19:30
※入場無料 作家が当日在廊いたします。


Gallery OUT of PLACE TOKIOでは、5-6月期の展覧会として、西川茂 「under construction or destruction 2020 Tokyo」展を開催いたします。


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Artist statement

「under construction or destruction 2020 Tokyo」

2012年11月、東京国立競技場のリニューアルにあたり、建築家ザハ・ハディドのデザインが国際コンペにて最優秀賞を受賞。 彼女は新国立競技場のデザイン監修者となり、実施案として提出したデザインは、当初の伸びやかで独創的なデザインとはかけ離れたものであったが、 コストが計画予算のほぼ二倍に当たる2520億円に及び、様々な意見が飛び交う中、2015年7月、建築家ザハ・ハディドのデザインは白紙に。 紆余曲折を経て、新たに建築家に指名された隈研吾による新国立競技場が完成し、2019年12月21日一般に公開されるに至る。

2020年4月現在、中国に端を発した新型コロナウィルス禍の影響は世界中に拡大し、 日本においても誰も想像だにしていなかったオリンピックの延期や大都市封鎖ともいえる事態にまで発展した。 パンデミック終息の見通しが未だたたない中、万が一オリンピックが中止にでもなれば、 新国立競技場の建設目的や競技場の存在理由すらも、当初のザハ・ハディドのデザインと同じく白紙に戻ってしまいかねない。

私が近年、絵画のモチーフとして描いているのは、建設中或いは解体中の、シートで覆われたある種宙吊り状態の建物である。 かつてそこにあった建物は、シートに覆われ、そのシートの下で解体され、一旦更地となり、新たに建設途中の構造体がシートに覆われて再び姿を現わす。 特に明治以降の日本の大都市空間においては、こういった建設と解体が、延々と繰り返されて現在の都市を形成してきた。

それは新しい建物の始まりであり、かつてそこにあった建物の終わりでもある。 そして覆われたシート(薄い膜)は、かつての場所の忘却と、新たな記憶の狭間を意味することになる。 人々がこれから何を捨て、何を忘れ、何を見て、何を求めていくのか。 描かれた仮囲いのその向こうには、変わりゆく風景の移ろい、世情の変容があり、今が更新され未来が続いていく。

ところで、Sealed Houseを描き始めた当初、各タブローの背景には主題となる建物の周囲の風景をまず描き、 その後その風景をあえて白く塗りつぶした上に、シートで覆われた建物を描いていた。 コンセプトは、建物の更新が同時にその場所や風景を、一度更地(白紙)に戻すことであった。

今回発表するメイン作品「Sealed House -New National Stadium-」は、 先に記した白紙に戻されたザハ・ハディドによる想像上の新国立競技場のデザインを背景に、 新たに建設され今後日本の一つのアイコンになるであろう現実の新国立競技場の建設途上を描いたものである。 それを描こうとしたのは、まさにこの現実と想像上の二つの国立競技場の姿が、 新たに生まれ(亡くなり)記憶に刻まれ(忘却され)る我々の存在そのものの象徴となることに気づいたからである。 二つの国立競技場は、私がこの5、6年続けてきたシリーズの中心のコンセプトに最もふさわしいモチーフであることを、 そして自身の画家としてのアイデンティティに、深く突き刺さるモチーフであることを、今更ながらに確信している。

文:西川茂 2020年4月

》西川茂 プロフィール




Houxo Que「Proxy」


展示期間2020年2月21日(金)- 2020年3月29日(日)
開廊時間12:00 - 19:00(木 - 日曜日)
休廊日月・火・水曜日
レセプション2月22日(土)18:00 - 19:30
※入場無料 作家が当日在廊いたします。


この度Gallery OUT of PLACE TOKIOは 2020年2月 - 3月期の展覧会として、Houxo Que (b.1984) による「Proxy」を開催いたします。


昨秋、解体前の戸田建設の本社(京橋)で開催された「TOKYO 2021」美術展(黒瀬陽平によるキュレーション)において、Houxo Queのインスタレーション が大きな話題になりました。(movie
近年Queの作品の特徴は、同世代の作家達にも通底するパソコンやスマホが発する人工光を表現媒体にしている他、液状の画材(上記インスタレーションでは墨汁の池、NOUMENONシリーズにおいては画面上の透明メディウムなど)を用い、表現における画材を社会における美術家の存在に重ね合わせるなど、従来の絵画の意味を大きく変革させている点にあると言えます。2年ぶりとなるのHouxo Queの個展に是非ご注目ください。

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Artist statement

Proxy

ディスプレイ・モニターを見ることはイリュージョニスティックだ。なぜならそれは窓のように、我々に〈この世界に良く似たシミュレート〉を見せるからだ。それは「現実のように見えるもの」ではなく、「現実によく似た別の現実」と言えるだろう。そこで経験されることは、想像的なものの空虚さとは異なり、なにかが私の代理として私に経験そのものを中継してるかのように現れる。
ディスプレイ・モニターの発光は、社会に広がり今では地球上のどこにでもありふれたものとなりつつある。それぞれはネットワークで結ばれ、遍在し、ポスト・インターネット以降わたしたちの社会の一部を表象する平面となった。そして、ポスト・トゥルースと言われるこの時代にあって、それこそが真実(または偽り)を映し出す鏡のように言われるまでになってしまった。
この奇妙な光る板――ディスプレイに描いたものを、私は絵画と呼ぶ。なぜそれが絵画なのかと問われれば、絵画が(それが窓だろうが鏡であろうが)世界を映し出し揺らぎ続けたのと同じように、ディスプレイもまた(それが真実だろうが虚偽であろうが)世界を映し出し瞬き続けているからだ。どちらにも光の仮象面があり、前者は与えられたもの、そして後者は自ら発するものである。私はこれらの共通と差異を、継承と漸進と捉え、ディスプレイ・モニターを絵画の支持体の一つと位置づけて制作を行ってきた。その時に定着されるメディウムとは、ディスプレイの”中”と”外”という隔たりの表面にあり、我々に経験を中継する透明な代理(Proxy)の姿である。
(文: Houxo Que 2020年1月)

》Houxo Que プロフィール




鷲津民子 寺田真由美 須賀悠介 中島麦 内山聡
「Both or Nothing」


展示期間2019年12月13日(金)- 2020年1月26日(日)
開廊時間12:00 - 19:00(木 - 日曜日)
休廊日月・火・水曜日 + 冬季休廊 12月23日 - 1月8日
レセプション12月14日(土)18:00 - 19:30
※入場無料 作家が当日在廊いたします。
 
この度Gallery OUT of PLACE TOKIOは 2019年12月 - 2020年1月期の展覧会として、鷲津民子、寺田真由美、須賀悠介、中島麦、内山聡による「Both or Nothing」を開催いたします。


Both or Nothing 平面と立体の間
虻蜂取らずという諺があります。それとも一石二鳥がこの場合言い得ているでしょうか。

平面作品であるにもかかわらず立体の要素を少なからず持ち合わせ、立体物でありながらも平面絵画のコンセプトの範囲内にとどまる作品が、近年話題になります。もちろん美術史においてその様な作風は今に始まったものではありませんが、今回改めて5人の作家から「Both or Nothing」のテーマのもと約15点の作品をセレクトし紹介いたします。


鷲津民子(b.1945)は、近年無地のノートにアッサンブラージュの手法で日々ドローイングを行なっています。鑑賞者は完成した「本」の頁をめくりながら、本から飛び出した自由で洒脱な作品に触れることになります。

寺田真由美(b.1958)は、まず手のひらサイズのミニチュア(立体)を制作し、それを写真にすることで虚実を交錯させた空間を創り発表して来ました。今回は虚ではなく実としての立体作品もあわせて展示します。

須賀悠介(b.1984)は、日用品を用いた立体や3DCGの映像作品など多様な素材による新奇な作品を制作しています。今回はその中から視覚のダイナミズムと精巧な彫刻の技術が融合した平面/立体作品を紹介します。

中島麦(b.1978)の絵画作品はキャンバス枠が非常に厚く、大きな箱を想起させます。またアクリル絵具の物質感や流動性、高い彩度に作家は注目し、平面絵画にもかかわらずそこに宿る光や空間を表現しています。

内山聡(b.1978)は、自ら生み出す作品をすべて「平面絵画とは」(絵画論)のコンセプトの中で捉えています。自作に「壁に掛けられた矩形」という制約をかけつつ、立体と平面の間を行き来する制作を続けています。

ぜひこの機会にご高覧ください。

》鷲津民子 プロフィール
》寺田真由美 プロフィール
》須賀悠介 プロフィール
》中島麦 プロフィール
》内山聡 プロフィール




内藤絹子「越境」


展示期間2019年11月1日(金)- 2019年12月1日(日)
開廊時間12:00 - 19:00(木 - 日曜日)
休廊日月・火・水曜日
レセプション11月2日(土)18:00 - 19:30
※入場無料 作家が当日在廊いたします。
 
この度Gallery OUT of PLACE TOKIOは 11月 - 12月期の展覧会として、内藤絹子による「越境」を開催いたします。

内藤絹子は、1970年大阪府生まれ。1995年京都精華大学大学院美術研究科修了後、2000年には VOCA展奨励賞を受賞し、以降関西を中心に国内外で作品を発表しています。
版画芸術の概念を徐々に拡大させながら、転写という独自の手法を開拓。作家自身の言葉や独特の手跡を、大胆かつ繊細に表現し続けています。 今回の展覧会は、東京で6年ぶりの個展となります。壁に和紙を貼り、その上に描画や転写手法を用いて、ギャラリー空間をダイナミックに使った現場制作に取り組み、同時に数点の作品を加え発表いたします。
この機会に是非ご高覧下さい。

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Artist statement

20代の頃、大阪の下町の壁に描かれていた落書きに衝撃を受けたのがきっかけで制作を始め、これまでに《祈りの言葉》をテーマに表現してきました。落書きといっても様々ですが、無名の人々の内面が瞬時に文字や記号で赤裸々に描き残されたものに興味があります。その人が存在した場所と時間が凝縮し一体化した形跡がそこに残されます。
私にとって、日々制作しているアトリエから時には離れ、異なる場所に越境することも重要です。いつもの空間では感じ得ない別のものを、現場制作では敏感に察知し表現できるからです。私の考える越境とは、ある境界線を越えて別の世界、場所に移動することです。また従来の内面的な私の世界から、外にある未知の世界に越境することでもあります。
ギャラリーのある3331アーツ千代田や末広町、湯島、上野、秋葉原界隈を散策し、現在の東京を感じ取り、私なりの思いをギャラリーの壁面に言葉や記号で描き表現します。東京で現場制作を行うのは初めてで、どんな個展になるのかとても楽しみです。

文:内藤絹子 2019年9月




大原舞「HAZY HUE」


展示期間2019年9月13日(金)- 2019年10月13日(日)
開廊時間12:00 - 19:00(木 - 日曜日)
休廊日月・火・水曜日
レセプション9月14日(土)18:00 - 19:30
※入場無料 作家が当日在廊いたします。
 
この度Gallery OUT of PLACE TOKIOは 9月 - 10月期の展覧会として、大原舞による「HAZY HUE」を開催いたします。

大原舞(b.1986)は、2010年に武蔵野美術大学造形学部油絵科を卒業後、東京を拠点にギャラリーでの発表と並行して、百貨店やアパレルブランドともコラボレーションしてきました。
彼女の作品は立体、平面絵画、シルクスクリーンなど多岐に渡りますが、今回は本人の分身としてのキャラクター「ナタリー」を、ソフトスカルプチャーとして立体化し、会場全体にあふれんばかりにインストールさせます。
彼女の制作を見て、自己耽溺や永遠の少女性の表出と判断するのは性急と言えるでしょう。彼女自身は成長過程における「エポケー」の状態を楽しんでいるのかもしれません。

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Artist statement

HAZY HUE


とても曖昧でとても愛おしい場所
家と家との間にぽっかりとあらわれる


好き勝手にのびる植物
たくさんの鉢植え
すりガラス越しに見える影


どこにでもあるもの
ありきたりなもの
いつもはみえないもの


カタチを変えてもっと理想的になる

文:大原舞

》大原舞 プロフィール




鷲津民子・西川茂・高橋功樹「N.B.A. three visions」


展示期間2019年7月26日(金)- 2019年9月1日(日)
開廊時間12:00 - 19:00(木 - 日曜日)
休廊日月・火・水曜日 及び夏季休廊:8月12日 - 21日
 
この度Gallery OUT of PLACE TOKIOは’19真夏の企画展として、主に関西を拠点に活動する3人の美術家:鷲津民子、西川茂、高橋功樹によるグループ展「N.B.A. three visions」を開催いたします。

自身が生み出す作品によって自らをさらに自由な精神へと導こうとする鷲津民子のドローイングを筆頭に、シールドされた建物をモチーフに独特の筆致と色彩の中に近未来の都市像を予見する西川茂の油彩、そして孤高の生き様を抽象絵画に託し、研ぎ澄まされた画面構成と漆喰で描く高橋功樹、3人3様の絵画世界をこの機に是非ご高覧ください。
(N.B.A.はnothing but artを意味しています)




Hogalee「Masking / Fixing」


展示期間2019年5月31日(金)- 2019年6月30日(日)
開廊時間12:00 - 19:00(木 - 日曜日)
休廊日月・火・水曜日
レセプション6月8日(土)18:00 - 19:30
※入場無料 作家が当日在廊いたします。
※レセプションは会期第二週目に開催いたします。
 
この度Gallery OUT of PLACE TOKIOは5月 – 6月期の展覧会として、Hogalee(ホガリー)による「Masking / Fixing」展を開催いたします。

Hogaleeは2013年頃より『剽窃』(美術史に登場する絵画とコミック的人物像とを合体させるシリーズ)と『原状回復』(マスキングテープを画材がわりに巨大な壁画を描くシリーズ)という別々のテーマをもとに、現代の「オンナノコ」達を描いてきました。今回の個展では『原状回復』シリーズに焦点をあわせ、壁ではなくキャンバスを支持体にしたマスキングテープ作品と、コミックや漫画で描かれる線の意味を問いなおそうとする意欲的な作品を発表いたします。

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Artist statement
黒いマスキングテープ自体を描画ツールとしてキャンバスの上にオンナノコを描き、そのマステを剥がせば地の支持体だけが残る。
これは以前より制作してきた展示空間の原状回復をコンセプトにしたマステ壁画の手法である。
同じマスキングのタブロー作品を2つ制作し、一方をテープの上から一面ペイントする。テープを剥がした後、マステによって保護されていた部分が地の色のオンナノコとして現れる。
これらのプロセスの違う同じ絵柄を対で展示することでメディアの転換、レイヤー構造が明確になり、原状回復をテーマに扱ってきた期間限定で可逆的なマスキングテープ作品が、恒久的に定着されたものに変換される。
それは固定された場所から解放され、移動可能という自由を獲得することを意味する。
今回もう一つ試そうとしているのは、一人のオンナノコの図像をあえてトリミングし顔を積極的に描かない構図や部分の抜粋をしている点である。
オンナノコの図像はイコン性を剥奪され、究極的には線の集合でしかない画面になっていく。そこにもう一つのMasking / Fixingのテーマを忍ばせている。
文:Hogalee

》Hogalee プロフィール




中島麦「luminous dropping 2019」


展示期間2019年4月12日(金)- 2019年5月12日(日)
開廊時間12:00 - 19:00(木 - 日曜日)
休廊日月・火・水曜日
レセプション4月13日(土)18:00 - 19:30
※入場無料 作家が当日在廊いたします。18:30ごろより作家トークがあります。
※ゴールデンウィークも平常通り営業します。
 
この度Gallery OUT of PLACE TOKIO は、4 - 5月期の展覧会として中島麦による「luminous dropping 2019」展(平面)を開催いたします。

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Artist statement
私は、絵画を構成する根源的な要素として「動き・奥行き・光」があると考えている。その3つをカンヴァスの上で表現しようと試み、この作品シリーズを「luminous dropping」と名付けた。ゆっくりと流し込まれた多量の絵具は、乾いた後も流動感を画面上に留め、物質としての色は多彩な表情を見せる。また絵具の層の中に空間が生まれ、作品は光を纏う。
2019年前半は東京エリアで「始点/ 展開・拡張/ 目的」を多面的に捉える展示の機会を連続的に得た。「描く」という私的な行為が、美しさ(時にはその対極)を共通言語に、社会と接続できるメディウムになると思っている。それこそが絵画の次なる展開であり目的ではないだろうか。
文:中島麦

》中島麦 プロフィール




関智生「青花 en plein air」


展示期間2019年2月8日(金)- 2019年3月10日(日)
開廊時間12:00 - 19:00(木 - 日曜日)
休廊日月・火・水曜日
レセプション2月9日(土)18:00 - 19:30
※入場無料 作家が当日在廊いたします。18:30ごろより作家トークがあります。
 
この度Gallery OUT of PLACE TOKIO は、2 - 3月期の展覧会として関智生による「青花 en plein air」展(平面)を開催いたします。

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Artist statement
現代美術において画家はいつの頃から、戸外制作を行わなくなったのだろう。
今回の個展で出展する「青花」は全て、私自身が野外において眼前の対象(主に植生)をキャンヴァス上に表現したシリーズで、中国陶磁器の青花に代表される東洋の青を現したいと始めたタブロー作品群である。豪奢かつ慎み深い青を再現するために天然岩群青を使用している。さらに墨を用いることで、葛飾北斎等が達成した浮世絵の青と墨のハーモニーを現代に再現/発展させたいと願う。私にとり戸外制作とは、人間と絵画の実存の在り方を模索し、体現することである。それはポスト・モダニズムとポスト構造主義を経た「現象学/実存主義」といえるのではないだろうか。
文:関智生

》関智生 プロフィール

archive -2018-

内山聡「stripe(s)」


展示期間2018年12月14日(金)- 2019年1月27日(日)
開廊時間12:00 - 19:00(木 - 日曜日)
休廊日月・火・水曜日+ 冬季休廊 2018年12月24日(月)- 2019年1月10日(木)
レセプション12月15日(土)18:00 - 19:30
※入場無料 作家が当日在廊いたします。18:30ごろより作家トークがあります。
 
この度Gallery OUT of PLACE TOKIO は、12-1月期の展覧会として内山聡による「stripe(s)」展(mixed media)を開催いたします。

内山はこれまで「平面絵画とは何か?」を問い、この15年作家活動を続けてきました。同時に、決して高度な技巧を要さず、ひたすらに単純作業を繰り返すこと、労働として関わった時間が集積して物質化されるものが、美術作品になり得ることを提言してきました。

例えば、「It’s growing up」(2009 - 2015)では、10色の紙テープを無作為に選び取り、ただひたすらに巻き続けた作品や、エアセルマットの無数の気泡に絵の具を注入したシリーズ「injected painting」(2014 - 2017)など、果てしない単純労働の積み重ねが美術となり、それらをあえて平面絵画として発表することを続けています。
今回発表する「stripe(s)」も同じテーマのもと制作されています。様々な色の糸を作家自身の両腕を広げた長さに切り、支持体に何万本も単に括り付け垂らした状態を作品として展示します。
それらは今後も無限に続く作業の、ある段階に過ぎないのかもしれません。この機に内山の「平面絵画」をぜひご高覧ください。

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Artist statement
stripe(s) 
絵画は物質的に具体的な存在である。その具体的な形式、存在、歴史の上に、私の身体行為がどのような抽象性及び新しさを帯びさせることができるのだろうか。

私は絵画という物質が立ち上がる「条件」に注目している。
例えば多くの絵画は何故か矩形であり、見やすい高さで壁に掛けられ、作者が絵の具を用いその前方で何らかの運動をしている。その他多くの絵画の「条件」は作者、鑑賞者、画材の選択、展示方法、物流、保存などの人間の身体や社会構造に起因している。
もし視覚のみを中心に「描かれている世界を見る」という絵画鑑賞が行われるのが習慣とするならば、絵画の多くの「条件」は習慣の中に密やかに眠っていることになる。しかしその習慣は全てではなく一部である。 
私の絵画作品はその「条件」をある地点で満たしつつ、そこに至る過程においては、他とは違う順番や方法、時間、形で制作している。私の制作は、絵画の「条件」の存在を感じさせつつも眠っているそれらを覚醒させ、物質的、身体的に他とは違う「条件」を際立たせる行為である。

今回発表する「stripe(s) 」作品では、
●私は色材として糸を用いている。
●糸には9色のカラーバリエーションと支持体として用いる黒い横糸で計10色がある。
●両腕を目一杯広げた長さ(中には肩幅をイメージしたものもある )で9色の糸を切り、3本ずつ纏めた糸を黒い横糸(支持体)に括り付けていく。
●3本の糸は、規則性なく組み合わせられたものになっている。
●糸という素材の特性も相俟って、上記の行為が繰り返され集積していき、結果として垂直方向に矩形の平面が生まれる。
●制作日の体調や気分、着ていた衣服の厚みなどにより腕を広げた長さ、あるいは切られた糸の長さにはばらつきがあり、矩形の下辺は不揃いの状態になる。
私の制作は、絵画の中の物質的、身体的な「条件」を基盤にすることで、習慣を疑い、拡大することを目的にしている。
文:内山聡

》内山聡 プロフィール




山本優美「 コロモガエ outgrow 」


展示期間2018年11月2日(金)- 2018年12月2日(日)
開廊時間12:00 - 19:00(木 - 日曜日)
休廊日月・火・水曜日
レセプション11月3日(土)18:00 - 19:30
※入場無料 作家が当日在廊いたします。
 
この度Gallery OUT of PLACE TOKIO は、11-12月期の展覧会として山本優美による「 コロモガエ outgrow 」展(陶、立体造形)を開催いたします。

山本優美はこの10年間、自身の思い出のこもった衣類や家族や友人が着ていた衣服を、柔らかい陶土を手作業で彫り込むことで写し変え、完全焼成したのちセラミック作品として完成させ発表して来ました。彼女の執拗なまでの観察眼と卓越した手わざは、柔らかくて軽いものがそのまま硬くて重いものでもある「逆転の一瞬」を表現することを可能にすると同時に、彼女自身が私たちが知るカメラとは全く別の、ある「写真装置」として存在していることを知らしめて来たとも言えるでしょう。

2017年の春、山本は初めての子供を出産し、現在は子育てに忙殺されながらも、現代美術家として精力的に制作し続けています。「母」としての生活は、当然のことながら彼女の中に新しいテーマをもたらし、昨年来制作された作品にその兆しが徐々に現れているように思えます。彼女自身が新しい「山本優美」を模索する姿は、過去の殻を一旦脱ぎ、あたかも羽化しようとする蝶にも重なります。今回の個展では、作家として、そして作品としてまさに今変化しつつある「衣」を潔く公開しようとしています。この機に是非ご高覧ください。

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Artist statement
衣服の皺や襞を自らの手で表現してみたいと最初に思ったのはいつだっただろうか。ポンピドゥーセンターでルイーズ・ブルジョワの大理石の襞を見たときだったか、ヨーロッパで目にした宗教画の中の衣服の夥しい皺襞との出会いだったか。柔らかく、息を吹きかけただけでその形を変えて移ろいゆく布への憧れはもっと以前からあったのかもしれない。しかし私は布を作る者にはならなかった。布は私たち人間の生命といつも共にあった。私たちに最も身近な布のひとつは間違いなく衣服だろう。

私には焼き物との出会いもあった。土(粘土)は人間が手の中から、世界に関わる何らかのかたちを生み出そうとする時の、根源的な素材のひとつだと強く感じている。ざらざらとした土の肌やひび割れといった生々しい表情を見せる焼き物は、触覚など私たちの身体感覚を呼び覚ましてくれる実存的な媒体である。肌身に近く持ち主の記憶を宿しながら儚くうつろう布の皺襞を、脆さを抱えながらも与えられた形象を記憶し続ける陶に私の身体を通じて手作業でうつしとる行為には、日々溢れかえる情報に翻弄され、自分の存在が希薄にさえ感じられる現代において、私たちの存在の核となる微かな感覚を、手ざわりのある確かなものへ定着させたいという、私自身の無意識の欲求が潜んでいるのかもしれない。
文:山本優美

》山本優美 プロフィール




鷲津民子「 - through '18 -  飛ぶ家 」


展示期間2018年9月21日(金)- 2018年10月21日(日)
開廊時間12:00 - 19:00(木 - 日曜日)
休廊日月・火・水曜日
レセプション9月22日(土)18:00 - 19:30
※入場無料 作家が当日在廊いたします。
 
この度Gallery OUT of PLACE TOKIO は、9-10月期の展覧会として鷲津民子による「 - through '18 -  飛ぶ家 」展(立体造形、mixed media)を開催いたします。

鷲津民子は70歳を超えてなお、精力的に制作に打ち込んでいます。主に「Washizu Drawing」と名付けられたノートの作品に日々没頭し、全国で発表し続けています。

「Washizu Drawing」は、コラージュやアサンブラージュの手法で無地のノートに日記を書くように1ページずつ完成させていくもので、最後のページを終えた時は素材や画材がノートからはみ出し、もはや閉じられないほどに膨らんだものになります。作家の感覚や記憶そして日常が、形と実体を持ち、爆発寸前まで肥大した「おもちゃ箱」の様を呈しています。ノートに描かれた半立体のイメージは、一見プリミティブな表現を思わせますが、同時にどれも計算され洗練されたコンポジションやテクスチャーを表出しています。

このノートだけでもパワフルな作品ですが、鷲津の創作意欲はこれだけに留まりません。近年は、完成したノートを一つの発想源にして、そこから飛び出してきたイメージを単体の独立した作品に移し替える作業を行なっています。今回の展覧会では、ノートの展示とともに、それらのイメージに命を吹き込むように肉体を与え、3次元のドローイングを会場いっぱいに試みます。作家自身の生き様が形になるその瞬間を、ぜひご高覧ください。




吉岡俊直「 可塑性のある情景 Plastic Scenes 」


展示期間2018年8月17日(金)- 2018年9月9日(日)
開廊時間12:00 - 19:00(木 - 日曜日)
休廊日月・火・水曜日 休廊
※開催期間が4週間となります。ご注意ください。
レセプション8月18日(土)18:00 - 19:30
※入場無料作家が当日在廊し、18:30からトークを行います。
 
この度Gallery OUT of PLACE TOKIO は、8-9月期の展覧会として吉岡俊直による「 可塑性のある情景 Plastic Scenes 」展(シルクスクリーン)を開催いたします。

吉岡俊直は、15年間に渡る名古屋造形大学での教職や名古屋をベースにしたアーティストとしての活動に一区切りを置いた後、2014年に京都市立芸術大学に戻り精力的に後進の育成と表現活動を行なっています。
それまで主体的に関わっていた映像表現から一旦、版画という吉岡にとっての原初的な立ち位置に戻りながらも、新たにphotogrammetry(*)との出会いをきっかけにその技法を積極的に導入し、この4年間は様々な実験と挑戦を繰り返しています。
今回の展覧会では、photogrammetryの研究成果を遺憾なく発揮した版画作品(ゴムシートにシルクスクリーン)を発表いたします。
吉岡は今回の発表に向けて「人間が世界を知覚する際の枠組みを再構築する事で、外界を捉える事への問いを誘発させる事、それがこの展覧会の目的である」と語っています。
吉岡の知覚に関する真摯な考察と、彼が見据える新しい版画表現の地平に、ぜひご注目ください。
* 写真測量、写真を使った3次元データ取得技術

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Artist statement

私は、現代社会が陥っている物事に対する平坦な捉え方に一石を投じる機会として、そして新たな世界の捉え方を想起できる装置として、photogrammetryによる版画作品を現在制作しています。
それは、大きなストーリーやアミューズメントではなく、日常に根ざした、リアルで具体的な体験を基盤にして考えています。
なぜなら、そのリアルで地続きに繋がっている感覚こそが、作品鑑賞や展覧会を後にしても尚、響き渡る新たな感覚として鑑賞者の中に残ると思うからです。
物や空間の捉え方を揺るがす事というのは、一見難しい様にも思えますが、実はシンプルな投げかけでも実現できると感じています。

昨今、3DCG で構成されたメタバースに入って、買い物や、街づくり、飛行などに没入するような経験も得る事が可能になっています。
その経験の後、実際の建物や行き交う人々が、まるで「作られている様な感覚」がしばらく続いたのには、私自身驚きました。
このような日常の捉え方の再規定を、商業ベースのゲームの副産物としてではなく、むしろ、そういった感覚を主役に据え、可塑性を持った事物にあふれた世界だと想定し、シンプルな手法と、観客の能動的な陶酔によって、日常の情景を変容するような場を作り出したいと考えています。
この事は、これから益々広がり、浸透するであろうARやSNSに対する、フィジカルな反応の指針となる気がしてなりません。

この作品シリーズ制作のため、普段見慣れた情景を撮影してゆくうちに、大きな発見がありました。それは、いかに我々は表面の色や陰影に誤摩化されているか。逆に言えば、表面の情報の影響力がいかに強いか、という事です。家に持ち帰って立体化の解析を行うと、現場では気づかなかった構造に気づかされます。テクノロジーの謳歌ではなく、テクノロジーのフィルタを使って、自分が出会った驚きを視覚芸術の作品として提示したいと考えています。

具体的には、版画作品としてゴムシートにシルクスクリーンで刷ることによって、データという非物質的な存在を、ゴムやインク(シルクスクリーンのインクは分厚く、盛られている感覚を有します)といった物質感を伴うメディアで実体化できます。このことで、デジタルデータに触覚的な体験を付加させる事が可能になります。
文:吉岡俊直




『知られざる結末、斬新な幕開け』


タイトル知られざる結末、斬新な幕開け
開催期間2018年8月3日(金)- 8月5日(日)
上映時間13:00 - 17:00 短編映像作品7本(約1時間)のループ上映
トーク連日 17:00 - 18:00
※毎夕上映終了後に来場者とともにノーマルスクリーン代表がトークを行います。
料金鑑賞は無料ですが、資料を500円で配布します。
共催ノーマルスクリーン
リンク→Normal Screen
 
Gallery OUT of PLACE TOKIOでは、毎年夏期は、新しい才能の発掘を目的にエクスペリメンタルな特別企画を行なっています。
第2弾企画としてGallery OUT of PLACEとノーマルスクリーンの共催による短編映像作品の上映『知られざる結末、斬新な幕開け』を開催します。

『知られざる結末、斬新な幕開け』はVisual AIDSの 28回目となるDay With(out) Art/アートの(ない)日のプロジェクトです。
Visual AIDSはキュレーターにエリン・クリトベイルとヴィヴィアン・クロケットを招き、今でも蔓延するHIV/AIDSの影響をうけるアメリカの黒人の人々の声を主役にした作品をプログラムしました。
選ばれた8人のアーティスト --- ミッキー・ブランコ、シェリル・デュニエ & エレン・スピロ、レイナ・ゴセット、トーマス・アレン・ハリス、キア・ラベイジャ、ティオナ・マクロデン、ブロンテズ・パーネル --- が斬新な短編映像作品を発表します。

ブラックコミュニティには顕著なHIV/AIDSの影響がありながら、その経験はアートや歴史の大きな語りから除外されています。
2016年、アメリカ合衆国全体で新たにHIVを診断されたうちの44%がアフリカ系アメリカ人でした。
この状況を考えると、この統計に含まれた人々の生活を意識したストーリーに焦点をおくことは緊急を要するでしょう。
さらに、本プログラムでは全米のブラックコミュニティの中でも語られることの少ないクィアやトランスジェンダーの人々の声を積極的にとりあげようとしています。

上映される映像作品には、HIV陽性の若者が人知れず沈思黙考する時間や、南部におけるコミュニティ基盤のHIV/AIDSアクティビズムを描いたもの、AIDSアーカイブの遺物、現代にも共鳴するものの探求、また詩的にニューヨークのクィアとトランスの人々の人生や歴史を辿る作品などがあります。

これらを合わせて観ることで、普段知る機会の少ない「声」に出会い考えるきっかけになればと思います。




杉本奈奈重 / ピン前川『夏冬 ice in canicule』


展示期間2018年7月19日(木)- 2018年7月29日(日)
開廊時間12:00 - 19:00(水 - 日曜日)
休廊日23日(月)、24日(火)
レセプション7月21日(土)18:00 - 19:30
※入場無料。作家両名在廊いたします。
 
Gallery OUT of PLACE TOKIOは、この度夏の特別展第1弾 として、杉本奈奈重とピン前川による二人展「夏冬 ice in canicule -プリントワークの2つのあり方」を開催いたします。

杉本奈奈重はこれまで主に植物の造形を主題にし、非常に繊細で崇高なまでの淡く白い世界を木版で表現してきました。
一方ピン前川の新作「冬のプール」は、まるで氷の塊をそのまま展示したかのような、存在感のある独特の写真表現になっています。
梅雨が開けうだるような暑さの中、氷を一片口に頬張るような、二人の涼やかで実験的なプリント作品を、この機にぜひご高覧ください。

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Artist statement

杉本奈奈重
私は、目に見えていることと同じくらい、目に見えないことにも興味があります。目に見えることを通して、目に見えない世界を思い出させるような作品を作りたいと思っています。 今回の2人展では、冬期の葉が落ちた木を木版画技法で表現した作品を中心に展示します。あらわになった枝の脈々とした流れを見ると、目に見えない体内の血管や地球を流れる川などに見えてきて、私の中にも木や川と同じ自然が眠っていることが思い出されます。私にとって本作は、自分の中に眠るそのような野性的感覚を思い出させる作品です。

ピン前川
私は20年近く前、お笑い芸人を目指して上京しコンビを組んでいましたが、夢半ばに終わり地元奈良に戻りました。いま思い返すと、写真を始めるのにこの経験が大きく影響していると感じています。その頃感じていたどこにも属せない疎外感、存在しているのに忘れられているような感覚。それが今回のシリーズ『冬のプール』を撮り始めたきっかけになっています。今回は、主に奈良吉野の山奥にある「天川村洞川」で撮影した作品群を展示します。また新たな試みとして支持体に金属板を使っています。山深い天の国・川の国にある、忘れ去られたプールの空気を感じとってくだされば幸いです。




西川茂『under construction or destruction』


展示期間2018年6月1日(金)- 2018年7月1日(日)
開廊時間12:00 - 19:00(木 - 日曜日)
休廊日月・火・水曜日 休廊
レセプション6月2日(土)18:00 - 20:00
※18:30頃より作家によるトークがあります。入場無料
 
この度Gallery OUT of PLACE TOKIO は、6月〜7月期の展覧会として西川茂による「under construction or destruction」展(油彩)を開催いたします。

西川はこの数年、街や都市に忽然と出現する建築中(あるいは解体中)のシートに覆われた建物を、独特の筆致と色使いで描いてきました。
今回は、香港や東京の今まさに更新されようとする「進行形の都市風景」に対峙しています。西川の精緻な観察眼を元に描かれた、濃密な油彩の時空間に是非ご注目ください。

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Artist statement

今取り組んでいるのは建築中の建物群による都市の様相と、都市のランドマークになりうる建物の建築現場だ。
特に昨年取材した香港の建築中の高層ビル群はその構造と色が、街の活気と共に強く印象に残っている。また、2020 年に向けて急ピッチで生まれ変わろうとしている東京にも興味は尽きない。
元々そこにあった何かが壊され新たに別の何かが作られていく。それを更新し続けていく事で拡がる都市。ビル群の垂直方向の更新が都市を水平方向にも押し広げて行く。
私のカンヴァス上での表現活動がこの変容し続ける世界と人間の営みをも内包する事になればと考えている。
文:西川茂

》西川茂 プロフィール




中島麦『luminous dropping』


展示期間2018年4月20日(金)- 2018年5月20日(日)
開廊時間12:00 - 19:00(木 - 日曜日)
休廊日月・火・水曜日 休廊
※Golden week期間中も、平常通り開催します。
レセプション4月21日(金)18:00 - 19:30
※18:30頃より作家によるトークがあります。入場無料
 
中島麦 (b. 1978) はこれまで、異なる画面を持つ2種類の絵画を、同じ空間に並べて見せることをメインコンセプトに制作してきました。
前シリーズ「WM」の「M」においては、「キャンバスに垂らされた巨大な絵具の一滴」がもつアクリル絵具の物質(流動)性とそこから発せられる光が主題になっていました。
昨年以降、中島は「M」の表現を見つめ直し、様々な試行錯誤を繰り返し進化させています。
実際には、キャンバス上に透光性のある1色のアクリル絵具を何層にも重ねて垂らし、輻輳する空間と複雑な肌理を作りだし、さらには2色以上のアクリル絵具を同じ平面上に流し込み、物理現象が織りなす偶発的な形象と色面の描出に成功しています。
是非この機に、中島麦の前衛的且つ挑戦的な抽象絵画にご注目ください。

》中島麦 プロフィール




Houxo Que『apple』


展示期間2018年3月2日(金)- 2018年4月1日(日)
開廊時間12:00 - 19:00(木 - 日曜日)
休廊日月・火・水曜日 休廊
※但し3月7日 - 11日は3331 Art Fair開催時間に併せて開廊しています
レセプション3月2日(金)18:00 - 20:00 ※入場無料・作家が在廊します。
 
この度 Gallery OUT of PLACE TOKIO では、2018年3 - 4月期の展覧会として Houxo Que『apple』を開催いたします。
Houxo Queはグラフィティに出自を持ち、ストリートでの壁画制作を主に作家活動を始めました。近年ではディスプレイに直接蛍光画材を用いてペイントする絵画作品「16,777,216view」シリーズを中心に、現代美術の分野で活動の幅を広げています。
Houxo Queは絵画における光の重要性をしばしば強調しますが、その真意は、現代社会の中で我々が日常的に目にする光の多くがディスプレイから発せられている事に着眼し発表して来た「16,777,216view」シリーズに込められています。今回の新シリーズ『apple』では大胆にも、今や現代人の生活とは切り離せないデバイス(iPhoneやiPadなど)を支持体にしています。
今回展示される作品はインターネットを通して向こう側の世界とリアルタイムに繋がっている現代社会を象徴し、鑑賞者は作品を「見る」と同時に「見られている」と云うアンビバレントな状況に身を置くことになります。鑑賞者に光の深淵を覗き込ませる様な、Houxo Queのリアルタイムな絵画を是非この機会にご高覧ください。

  • *3331 ART FAIR 2018 では教室エリアでの参加となり Houxo Que個展「apple」を開催しています。
    リンク→ 》3331 ART FAIR

  • *アートフェア東京2018 では Art meets Life by SEIBU・SOGO のS41ブースよりHouxo Queが出展いたします。
    *また弊廊もN07ブースにて出展しております。是非ご来場ください。
    リンク→ 》ART FAIR 東京

    》Houxo Que プロフィール




    Daniel Belton and Good Company Arts.『絵巻 & ONEONE』


    展示期間2018年2月2日(金)- 2018年2月11日(日)
    開廊時間12:00 - 19:00(木 - 日曜日)
    休廊日月・火・水曜日 休廊
    クロージング2月11日(日)18:00 - 20:00 ※入場無料・作家が在廊します。
     
    ライブセットパフォーマンス
    2月10日(土)、11日(日)17:00 - ※入場無料
    10日(土):ダニエル・ベルトンによるソロパフォーマンス
    11日(日):ダニエル・ベルトン+大歳芽里によるパフォーマンス

    映像協力:勘緑 松浦恭子 鈴木こう 重田龍佑 花巻麻由子 端野真佐子 魚森理恵 小坂直敏 KANO Luke Johnston Jack Grenfell Richard Nunns Nigel Jenkins Donnine Harrison

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    この度Gallery OUT of PLACE TOKIOでは、ダニエル・ベルトン『EMAKI & ONEONE』展(映像+プリント)を開催いたします。D・ベルトンはニュージーランド(以下NZ)でGood Company Arts.を主宰し、ダンスの演出家、映像作家として活動しています。
    『EMAKI 絵巻』は、日本とNZ両国のダンス、文楽、音楽、デジタル・アニメーションに携わるアーティストによって共同制作された映像作品で、主人公が絵巻の中に入り、現代と古代を行き来する物語です。絵巻が映画やアニメーションの原点であることを物語る作品だとも言えるでしょう。また『EMAKI 絵巻』はこの程NZで高い評価を得て、NZ最大級のダンス・フェスティバル Tempo Festival に正式に招待されています。
    同時に公開する『ONEONE』は、マオリ族の言葉で「土」や「地球」を意味し、NZの自然や神話に基づき創られた映像作品です。
    今回はNZの川の石でつくられた楽器 hollow stone を用いたライブ・パフォーマンス(大歳芽里がダンスで参加)も予定しています。また映像作品の他、スペシャル・リミテッド・エディションのジークレープリントも展示します。
    日本では触れる機会の少ないNZのダンスとデジタル・アートを、是非この機会にご高覧ください。

    【News】
    Daniel Belton and Good Company Arts. は、2018年2月横浜で開催される TPAM “Performing Arts Meeting”(国際舞台芸術ミーティング in 横浜)に参加しています。2月14日(水)に The CAVE(伊勢佐木町)においてパフォーマンス公演「theatre of light」を行います。
    TPAM(ティーパム)はアジアで最も影響力のある舞台芸術プラットフォームのひとつで、舞台芸術に携わる国内外のプロフェッショナルが、様々な公演プログラムやミーティングを通じて交流する場です。9日間の会期中、50組を超えるアーティスト/カンパニーによる約200の公演が行なわれ、300以上のミーティング、ディスカッション、セミナーが開かれます。




    archive -2017-

    中島崇『日々の機微』


    展示期間2017年12月15日(金)- 2018年1月28日(日)
    開廊時間12:00 - 19:00(木 - 日曜日)
    休廊日月・火・水曜日 + 冬季休廊 2017年12月25日(月)- 2018年1月10日(水)
    レセプション12月16日(土)18:00 - 20:00 ※入場無料・作家が在廊します。
     
    この度Gallery OUT of PLACE TOKIOでは、中島崇による「日々の機微」を開催します。中島は、身の回りにある素材を大胆に空間に展開させ、プリミティブな喜びを誘発する表現を多く行ってきました。2015年の奈良での発表以来、弊廊では4回目の個展となります。この機に是非ご高覧ください。

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    幼少期より過敏な心と体を持つ私は、人の顔色を見つつも、開き直る事で自由気ままに生きてきました。 それは過敏な自分を守ると同時に、自分と他人、個人と公共という関係性に着目するきっかけになり、自己の内面や特質を表現する美術制作の基盤となったように思います。
    人、もの、こと、場の無限の関係性は日々目の前にあって全ては捉えきれないまま変容していきます。その変容の様を、ストレッチフィルムという素材で、表現できないかと考えています。
    ストレッチフィルムが持つ透過性、表面の滑らかな質感とそこに反射する光。非常に薄いにも関わらず伸縮性がありかなり強靭でもある、日用品として大量生産される身近な素材。私は、ストレッチフィルムによる表現を通して、私達が日々感じるわずかな「引っかかり」をちょっとだけ拡大させてみたいと考えています。
    文:中島崇

    》中島崇 プロフィール




    山本一弥『エントランス』


    展示期間2017年11月3日(金)- 2017年12月3日(日)
    開廊時間12:00 - 19:00(木 - 日曜日)
    休廊日月・火・水曜日
    レセプション11月4日(土)18:00 - 20:00 ※入場無料・作家が在廊します。
     
    この度Gallery OUT of PLACE TOKIOは11月–12月の展覧会として、山本一弥による「エントランス」展を開催いたします。
    山本は2002年武蔵野美術大学大学院を修了し、その後首都圏を拠点に、あくまでも彫刻というジャンルにこだわり制作と発表を続けてきました。
    山本の彫刻においては「重力の可視化」と「エロティシズムの表出」が試みられていると言えるかもしれません。近年の作品は「皺」や「襞」など有機的なモチーフを透明樹脂という無機的な素材に転写して行く作業とも言えます。モデリングの時点ではへらや道具が形状を規定しますが、仕上げの段階で作家は紙ヤスリを手に、昼夜を徹して作品を磨き込んでいきます。つまり作家の指の曲面や動きが、最後のかたちと質感を決めて行くことになるのです。細かく執拗に研磨する事で、まさに作家の身体の一部(指や手)の特徴がそこに刻まれ、完成した作品は自ずと「生物的身体のエロティシズム」を纏うことになります。
    作家は日頃、雑誌などに掲載される衣服に寄った皺や起伏のある皮膚の写真を数多くファイリングし、それらを発想源に、重力と人の動きによって生まれる身体性を、作家の目と手を通して表現しようとしています。実際の皺が平面に写し取られたのち、再度立体化され「身体」が与えられるという、3次元→2次元→3次元という行為がその過程において繰り返されます。更に山本の新シリーズでは、その造形物の鏡像体が別の個体として手作業で創られ、左右対称に空間設置されることになります。
    今回のメイン作品「エントランス」(4点組)は2mを越す大きな作品です。荘厳な「門」を彷彿とさせる作品は、まるで宗教的な儀式に参列したかのような「敬虔」に満ちたものになっています。もう一つの大きな作品「滲み出す結晶」は、愚直なまでに繰り返される人の行為が、いつしか重力と共に物理現象としてゆっくりと滲み出て、その後結晶化したかの様なそんな作品になっています。
    今期新たに展開される山本一弥の彫刻を、是非ご高覧下さい。

    》山本一弥 プロフィール




    ひらいゆう『疑問符の森 - Forest of Questions -』


    展示期間2017年9月22日(金)- 2017年10月22日(日)
    開廊時間12:00 - 19:00(木 - 日曜日)
    休廊日月・火・水曜日
    レセプション9月22日(金)18:00 - 20:00 ※入場無料・作家が在廊します。
     
    この度 Gallery OUT of PLACE TOKIO では2017年9-10月期の展覧会としてひらいゆうによる個展『疑問符の森 - Forest of Questions -』を開催いたします。

    過去33年に渡ってヨーロッパを拠点にし、常にデラシネの環境に身を置きながら、主に写真作品を発表してきたひらいゆう。今回は一旦写真制作にピリオドをうち、ここ2、3年同時に進めていた水彩によるドローイング作品に的を絞った展覧会を開催します。
    人形とそれを作ったはずの人間がいつしか入れ替わる瞬間、幼児性と隣り合わせのイノセンスや残虐性、日本を外から見続ける中で起こる孤独と混沌、アイデンティティの心許ない在り処など、決してシンプルにはいかない輻輳的に重なり合った人間の精神の襞を静かに開くように、ひらいは独特の色彩感覚とタッチで表現しています。
    是非この機に、人の内面をあぶり出す『疑問符の森 - Forest of Questions -』と題されたひらいゆうの世界をご高覧下さい。

    》ひらいゆう プロフィール




    根本裕子『どこまでいっても物体』


    展示期間2017年8月17日(木)- 2017年9月3日(日)
    開廊時間12:00 - 19:00(木 - 日曜日)
    休廊日月・火・水曜日
    レセプション8月19日(土)18:00 - 20:00 ※入場無料・作家が在廊します。
     
    この度 Gallery OUT of PLACE TOKIO では、8-9月期の展覧会として根本裕子による個展「どこまでいっても物体」を開催いたします。

    根本はこれまでユーモラス且つ奇妙な気配を醸しだす“いきもの”を、手びねりの陶土で数多く制作してきました。制作された空洞の物体は“いきもの”という皮を身に纏うことで、観る者はその気配の在り処についてそれぞれの想いを巡らせることとなります。
    今回の展覧会では、作家がこれまで表現しようとこだわってきた「気配」を引き継ぎながらも、あくまでも陶が「物体」として形を規定されてしまう事に焦点を当てた作品群を展示します。
    東北芸術工科大学卒業後、東北でキャリアを重ねてきた作家の2009年以来の東京での個展となります。ぜひこの機会にご高覧ください。

    》根本裕子 プロフィール




    大城真『Cycles』


    展示期間2017年7月20日(木)- 2017年8月6日(日)
    開廊時間12:00 - 19:00(木 - 日曜日)
    休廊日月・火・水曜日
    レセプション7月22日(土)18:00 - 20:00 ※入場無料・作家が在廊します。
    トーク8月5日(土)17:00 - 18:30 ※入場無料
    出演:大城真、金子智太郎(美学、聴覚文化研究)
     
    この度 Gallery OUT of PLACE TOKIO では、7月-8月期の展覧会として大城真による個展「Cycles」を開催いたします。

    大城真はこれ迄、音を出す自作の道具を使ったライブ・パフォーマンスと平行して、光の干渉や振動に着目した、音にまつわるインスタレーションなどを精力的に発表してきました。
    本展では、リレー(relay)と呼ばれる継電器が発する音に着目し、それらを組合せ制作した装置によって複数の周期を空間に生成するインスタレーション「Cycles」を紹介します。

    「Cycles」はリレーの持つスイッチとしての機能にもとづいた、その場で刻一刻と作曲されていく音の作品とも言えます。

    「Cycles」においては、リレーのコイルが電気信号を物理的な運動に変換し、スイッチを動作させ、次のリレーへと電気信号を伝え、周期を連鎖させていくという仕組みになっています。
    さらにグループ分けされた各スイッチのタイミングに、予め作家によって差やズレが設定されており、複数の時間軸を持ちながら展開していく事になります。
    それらはより複雑な波形の重なりを空間に拡散し、鑑賞者の中にそれぞれ独自の時間感覚を生み出していきます。

    ぜひこの機会に大城真が作り出す現象と時間をご体感ください。

    *本作は、大城真が2013年にギャラリー 20202 で発表したインスタレーション「Cycles」をもとにした新作となります。

    》大城真 プロフィール




    Hogalee『Carpe diem / カルペ・ディエム』


    展示期間2017年5月26日(金)- 2017年6月25日(日)
    開廊時間12:00 - 19:00(木 - 日曜日)
    休廊日月・火・水曜日
    レセプション5月27日(土)18:00 - 20:00 ※入場無料・作家が在廊します。

  • *本展は3331 ART FAIR Prime Pick 教室エリアに参加しています。
    *ART FAIR開催期間 5月19日(金)、20日(土)、21日(日)に合わせて本展の作品の一部を先行公開いたします。
    *期間中の開廊時間は 3331 ART FAIR に準じます。
    リンク→ 》3331 ART FAIR Prime Pick


    この度 Gallery OUT of PLACE TOKIO では、Hogaleeによる個展「Carpe diem / カルペ・ディエム」を開催いたします。
    タイトルの「Carpe diem」は「その日を摘め」と訳されるラテン語で、享楽的な死生観を表わし、「memento mori / 死を想え」とも対比的に使われます。Hogaleeは2013年の個展「剽窃 / plagiarism」以降、オリジナルとコピー、トレース、またはオマージュやパロディと云った問題を作品制作の主題に絵画や壁画作品を発表してきました。
    今回の展覧会では、剽窃の対象をあるアーティストや一つのアートムーブメントではなく、先人が打ち建ててきたコンテンポラリーアートの構造や仕組みそのものに定めながら、現代社会のアイコンとも云える「オンナノコ」を、作家自身の持ち味である太い線(ライン)で描いた(しかも今回はモノクロームの)作品群を発表します。
    死生観:「Carpe diem」をタイトルに掲げることによって、これまでの数多くの先人達を一足飛びに追い越そうとする意欲的な新作を、この機会に是非ご高覧ください。

    》Hogalee プロフィール




    西川茂『under construction or destruction』


    展示期間2017年4月7日(金)- 2017年5月14日(日)
    開廊時間12:00 - 19:00(木 - 日曜日)
    休廊日月・火・水曜日 及びG.W中の5月1日 - 5月10日
    レセプション4月8日(土)18:00 - 20:00 ※入場無料・作家が在廊します。

    この度 Gallery OUT of PLACE TOKIO では、西川茂による「under construction or destruction」展を開催いたします。
    西川は1997年まで近畿大学で環境デザインを学んでいましたが、その後美術への関心が高まり転向を決意。大阪芸術大学付属大阪美術専門学校に入学しています。
    2002年同学校の芸術研究科を修了後、アメリカのTriform Camphill Communityでの滞在制作(障害者生活支援スタッフとして滞在する傍ら、作品制作を行ないました)を経験。
    帰国後の2009年、関西を拠点に画家として発表し始め、繊細な画法と大胆な構図を持ち味として精力的に発表を続けてきました。
    しかし、2013年以降の数年は対外的な活動を極力減らし、原点に立ち返る中で画家として新しく強固な自己を確立することに専念していました。
    2015年後半からは徐々に目を外に向け始め、この度「under construction or destruction」という新シリーズを携え、本格的に再始動しています。シリーズ「under construction or destruction」は、街でしばしば見かける養生シートで覆われた建設中の建造物をモチーフにした作品群です。そこには環境や自然に対する作家の深い思いや考察が反映されています。
    是非この機に、西川の筆致が描き出す油彩の醍醐味をご鑑賞いただき、その奥に込められた現代社会へのメッセージを感じ取っていただければと思います。
    (文 : 野村ヨシノリ / Gallery OUT of PLACE )

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    私自身、いままでの絵画制作を振り返った時、2012年頃までは風景を描くに当たって、まず空間を第一に考えていたように思う。それは拡がりであり繋がりといった連綿とした状態で あり、キャンバスという枠の中にあって、枠により区切られていない状態にどう近づけていくかを試みていた。しかしながらそうした試みは画面の中に異なる要素ばかりを増やしていく事となり、画面は次第に硬直していった。そうした経緯からこれまで自分が考えていた風景を一旦とめて、何をどう描くかという根源に戻る事で画面に増えすぎた要素を整理していくようになる。まずは作品を仕上げるという考えから一歩離れ、様々な対象を描く事で、自分がどのように 絵の具を使い、どんな塗り方や置き方が得意なのかを整理することから始めた。そのような過程を経て、自分の得意なタッチからモチーフを探すアプローチが生まれた。

    私が暮らす街の郊外には新興住宅地が拡がり続けている。山が削られて森が姿を消し、平坦な土地が姿を現す。これまで拡がっていた風景が消されて平坦な土地となり建物が建っていく。背景を消す事で現れる1つの面。そこにどんな景が拡がっていたのか関係なく、絶えず場所 を白紙に戻しながら更新され続けていく建物。絵画を自己を取り巻く環境と精神との調和として考えている私にとっては、シートで覆われた建物が整地された大地に立ち尽くす様はまさに、自然と社会との際に思われた。またたった一枚のシートがその奥の出来事を、さらには土地の背景をもかき消しているように見えた。この建物の在り方を描くことでキャンバスの上に新たに変容していく場を描けるのではないかと考えたのである。これまで考えていた連綿と続く空間の広がりが風景であったとしたら、その土地の 在り方を問う囲われたlandscapeへと変化していったように思う。

    描き方(タッチ)から適したイメージを選び積み重ねることで、見慣れた対象やありふれた 風景が絵の具の塊となり、どのような画面がそこに立ち上がるのか。これまで考えていた調和や静謐といった世界が崩れ出し、新たに変容し形作られる場を描く事ができるのではと、私は今考えている。

    2016年春に奈良でこのシリーズを発表した時は、「風景を白紙に戻す」という意図のもと、背景として描かれた風景を白に近づけ、その上にシートで覆われた建物を描く事が基本的なコンセプトであったが、約1年後の2017年春の東京での個展では、消し去る背景を様々な色面で試みていくつもりだ。
    土に根ざした黄土系、茶褐色、アスファルト(グラファイト使用)などで、背景の風景を消していく。または均一な面とする。建物を覆うシートは骨組みとなる鉄骨を元にしつつ、より抽象的に、より表現的にしていく。 最終的に描き込む鉄骨部分の直線を、抽象表現的なシートと建物としての形を繋ぐ秩序として画面を構成して行こうと思う。
    文 : 西川茂

    》西川茂 プロフィール




    中島麦『WM new works』


    展示期間2017年2月24日(金)- 2017年3月26日(日)
    開廊時間12:00 - 19:00(木 - 日曜日)
    休廊日月・火・水曜日
    レセプション2月25日(土)18:00 - 20:00 ※入場無料・作家が在廊します。

    この度 Gallery OUT of PLACE TOKIO では、中島麦による「WM new works」展を開催いたします。
    中島麦はこれまで、テクスチャーの全く異なる2つの抽象絵画を同じ空間に「対」で見せるというコンセプトのもと、抽象絵画の可能性を追求してきました。今回はそれをさらに発展させ、構造的には2つは同じことであるとする新しいシリーズ「WM」を発表いたします。
    「WM」というタイトルは有無(ウム)と読むこともできます。「W」と題された複雑な画面の絵画(垂直方向のベクトルをもち、無数の微小な粒子と線で画面全体が構成されている)と、シンプルな画面の「M」(一色の絵具の巨大な一滴がキャンバスの水平面に垂らされ画面全体を覆っている)との、一見全く違う2種類でこのシリーズは成り立っています。しかし粒子の数や大きさの違い、あるいは重力のかかり方や描画の行程に違いこそあれ、観者の目の前にあるのはどちらも「絵具の粒」に他ならないという意味では、2つは実は同じ事象を捉え同じ構造を持つものなのです。そして特に「M」は、以前の単純な色面としてではなく、アクリル絵具という物質そのものの存在を「W」以上に主張するものとして表現されています。是非、中島の新しい抽象表現にご注目ください。
    (文 : 野村ヨシノリ / Gallery OUT of PLACE )

    》中島麦 プロフィール




    関智生『Real/Red 赤いさくら』『青花』


    展示期間2017年1月13日(金)- 2017年2月12日(日)
    開廊時間12:00 - 19:00(木 - 日曜日)
    休廊日月・火・水曜日
    レセプション1月14日(土)18:00 - 20:00 ※入場無料・作家が在廊します。

    この度 Gallery OUT of PLACE TOKIO は2017年1 - 2月期の展覧会 関智生 個展 「Real/Red 赤いさくら」「青花」を開催いたします。

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    赤いさくらと「青花」

    地域に根差した表現は、世界の人々の共感を得られるか?
    Real/Redシリーズは室内でOHPを用い、モチーフにわが国を代表する花、さくらを描いた。一方、「青花(せいか)」と題するドローイングは、実際の風景を目にして制作している。新シリーズ「青花」は、天然岩群青を使用した。理由は、中国人が陶磁器に呉須(ごす)を用いて表現したあこがれの青を、絵画で再現し近づけようと試みたからだ。「青花」という名は、その陶磁器の名称による。

    Real/Redシリーズの最近の変化として、「有孔色面」があげられる。これは色面に丸いかたちの孔があり、その孔が色面に対して明度が高く(明るく)なった状態を示す。孔のない色面は画面平面上で中に閉じようとするのに対し、孔を持つ色面は内部に明度の反転が現れ、横に広がろうと働く。初期キュビスムを「明度」という点で、さらに展開させたいと願った。

    「青花」のドローイングの額装マットには、金箔が施されている。天然岩群青と金箔の組み合わせは桃山時代の障壁画におおく見られる特徴だが、可動可能な支持体であるかつての絵画には、室内空間を飾る目的があった。この青と金のコンビネーションから、桃山時代の豪華な美意識を表現したい。時代のうねりから生まれた桃山期のそれを、飾るという目的で現代空間に復活させたいのだ。

    Real/Redと「青花」二つのシリーズが、同一に展示されることで、赤・青・金という色相の相乗効果はもとより、東西というコンセプチュアルな意味において同時代的でユニバーサルな空間が生まれることを期待する。
    文・関智生

    》関智生 プロフィール




    archive -2016-

    山江真友美『雪を慕う』


    展示期間2016年11月25日(金)- 2016年12月25日(日)
    開廊時間12:00 - 19:00(木 - 日曜日)
    休廊日月・火・水曜日
    レセプション11月26日(土)18:00 - 20:00 ※入場無料・作家が在廊します。

    この度 Gallery OUT of PLACE TOKIO は11月 - 12月期の展覧会として 山江真友美「雪を慕う」を開催いたします。

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    山江真友美の絵画作品を前にした時、私達の身体の中で反応を起こしているのは、目では無く別の器官だ。
    それは指先(の触感)かもしれないし、大脳の視床下部あたりかもしれない。
    花の姿を借りて描かれたほの赤く、白い油絵具の質感と形は、私達を「官能」の世界に誘う。
    それはまるで深い山奥に音も無く降る雪の様でもあり、降る雪を黙ったままひたすら見つめ続ける少女の、膨らみかけた乳房の様でもある。
    それは柔らかい真綿に口づける時の様であり、未熟な無花果の苦い味にも似ている。
    淫媚と無垢が同居する永遠の処女迷宮に、ようこそ…
    (文:野村ヨシノリ Gallery OUT of PLACE ディレクター)

    》山江真友美 プロフィール




    Houxo Que , 須賀悠介『Windows』


    展示期間2016年10月14日(金)- 2016年11月13日(日)
    開廊時間12:00 - 19:00(木 - 日曜日)
    休廊日月・火・水曜日
    レセプション10月15日(土)18:00 - 20:00 ※入場無料・作家が在廊します。

    この度 Gallery OUT of PLACE TOKIO は10月 - 11月期の展覧会として Houxo Que と 須賀悠介 による2人展『Windows』を開催いたします。
    1985年にWindows 1.01がリリースされて以降、その名の通りインターネットは社会の「窓」として機能していると言えるでしょう。今回の展覧会タイトルもそれを念頭に付けられています。
    現代美術においてもメディアの選択肢や条件が日々拡張されていく中、インターネットをモチーフにした表現は既に目新しいものではなくなりつつあります。
    今回の出展作家である Houxo Que と 須賀悠介 にとっても、既にインターネットは生活の一部となっており、制作活動においても多大な影響を与えています。
    例えば、Houxo Que はディスプレイに直接絵具を乗せることで「窓」のこちらとあちらの間にある隔たりを露わにし、須賀悠介 は彫る行為によって敢えて木製のディスプレイを現出させることで、「窓」はただのモノでしかないということを鑑賞者に強く意識させます。
    本展ではアプローチも作風も全く異なる2人が、一つの空間で「窓」についての試論を互いにぶつけ合うことになります。是非ご高覧ください。

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    「文化庁メディア芸術祭20周年企画展ー変える力」協賛企画
    文化庁メディア芸術祭20周年企画展―変える力
    会期:2016年10月15日(土)- 11月6日(日)
    会場:アーツ千代田 3331 他
    関連リンク→ 》変える力
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    》Houxo Que プロフィール

    》須賀悠介 プロフィール




    内山聡『working works』


    展示期間2016年9月2日(金)- 2016年10月2日(日)
    開廊時間12:00 - 19:00(木 - 日曜日)
    休廊日月・火・水曜日
    レセプション9月3日(土)18:00 - 20:00 ※入場無料・作家が在廊します。

    この度 Gallery OUT of PLACE TOKIO は内山聡『working works』を開催いたします。
    内山聡は一般的な絵画の有り様に疑問を投げかけ、「行為」「時間」「物質」などの視点から絵画を解体し再構築することを制作の中心に据えています。
    今回の展覧会で内山は、これまで制作してきた幾つかのシリーズを作家自身によって批評し、作家自身や鑑賞者の私的な感覚を極力排除することによって生まれる「絵画の純度」へと切り込もうとしています。
    この機に内山聡による新たな絵画についての論考と行為を是非ご高覧ください。

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    これまでの私の作品では色は「単位」であり「違い」を生むものと考えてきました。また一般的には絵画の美しさをつくる情報の一部であります。
    私は色を取り去る(単色化する)ことで、より手工業的な製造者としての純度を高め、絵画のもつ手工業生産性を日本人の立場で考えています。
    言い換えると
    1.作家が絵画作品の前提をフォーカスダウンさせることで強く立ち上がってくる作家自体の身体行為。
    2.ものの中に入っている様々な現象(時間、テクノロジー、文化)。
    を抽出してみたいのです。
    文:内山聡

    》内山聡 プロフィール




    映像展『メタ以前』vol.2 「C6H6」


    展示期間2016年8月19日(金)- 2016年8月28日(日)
    開廊時間12:00 - 19:00 (金 - 日曜日 : 8月19、20、21日、26、27、28日)
    全日12時よりループ上映いたします。
    参加作家5名による合計7本の作品を収めた、総尺約25分の作品集です。
    企画共同品川亮、Gallery OUT of PLACE
    8月20日夕方よりアーティスト・トークを行ないます。
    出展作家中山(文筆家)
    三浦哲也(写真家)
    西郡トモノ(写真家)
    品川亮(映像制作 / 編集)
    パルコキノシタ(美術家)

    Gallery OUT of PLACE TOKIOは、2016年夏の特別企画として映像展『メタ以前』を開催しています。
    8月19日(金)からはその vol.2 として「C6H6」と題した、ショートフィルム上映を行ないます。

    現在我々が「メタ」という言葉を使用する際に語られる何かを超越したようなさまは、metaphysics の意味する「形ある自然を超越した事柄の学問」を指し示し、それらはしばしば非科学的・非学問的なものとして受け取られる事が多い。
    しかし多くのアーティストはこの「メタ」的視点を取り入れる事によって多くの考察や気付きを促している事も事実である。
    現代アートの中でも比較的新しいメディアとして登場した映像は、「メタ」的視点を充分に活かす事が出来るのだが、今回の企画では映像が映像として「ただ其処にある」ような、シンプルな立ち位置から発せられる映像表現を紹介致します。

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    vol.2「C6H6」(6作家によるショートフィルム上映)
    タイトルの「C6H6」は化学用語でベンゼン(芳香族炭化水素)を意味します。
    vol.2の映像プロジェクトは、作家達にまず「C6H6」というお題が出され、それぞれの作家達がそれに呼応し制作したショートフィルムをループ上映するというものです。




    映像展『メタ以前』vol.1 「カントリー・ジェントルメン」上映


    展示期間2016年7月29日(金)- 2016年8月7日(日)
    開廊時間12:00 - 19:00 (金 - 日曜日 : 7月29、30、31日、8月5、6、7日)
    上映開始時間12:10 - / 13:40 - / 15:10 - / 16:40 - / 18:00 -
    全日程入替え上映となります。(上映時間 約57分間)
    上映開始後の途中入場は出来ませんのでご注意ください。

    この度Gallery OUT of PLACE TOKIOは7月 - 8月の期間、特別企画として映像に関わる2つの展覧会を開催いたします。

    Gallery OUT of PLACE TOKIO 特別企画
    映像展『メタ以前』
    vol.1 「カントリー・ジェントルメン」上映会
    vol.2 「C6H6」(6作家によるショートフィルム上映)

    アリストテレスは『自然学』で “およそ存在するところのものは、自然によって存在するものと、それ以外の原因によって存在するものとに大別される” と唱え、それに続く形でまとめられる事になった論考は meta(メタ) + physika(フィジカ)と呼ばれた。
    現在我々が「メタ」という言葉を使用する際に語られる何かを超越したようなさまは、まさに metaphysics の意味する「形ある自然を超越した事柄の学問」を指し示し、それらはしばしば非科学的・非学問的なものとして受け取られる事が多い。
    しかし多くのアーティストはこの「メタ」的視点を取り入れる事によって多くの考察や気付きを促している事も事実である。

    現代アートの中でも比較的新しいメディアとして登場した映像は、「メタ」的視点を充分に活かす事が出来るのだが、「ミイラ取りがミイラになる」ように代謝不全を起こしているのではないだろうか?

    今回の企画では映像が映像として「ただ其処にある」ような、シンプルな立ち位置から発せられる映像表現を紹介致します。

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    vol.1「カントリー・ジェントルメン」上映会

    「vol.1では、吉田悠(Open Reel Ensemble)によるドキュメンタリー作品「カントリー・ジェントルメン」を上映いたします。
    本作は築百年の日本家屋を舞台に上演された山川冬樹 × 藤田陽介「カントリー・ジェントルメン」を、吉田悠が監督・撮影・編集したものです。
    今回は特別に フルHD バージョンでの上映となります。また、会期中DVD「カントリー・ジェントルメン」¥3,500- (税込)の販売も致します。

    上映作品:「カントリー・ジェントルメン」
    出演:山川冬樹 藤田陽介 fanaco いしわためぐみ
    監督・撮影・編集:吉田悠 (Open Reel Ensemble)
    企画制作:「蚕の家で」プロジェクト

    作品概要
    築百年の日本家屋を舞台に上演されたサイトスペシフィックなパフォーマンス公演、山川冬樹×藤田陽介「カントリー・ジェントルメン」に吉田悠が密着し、撮影した。そこには暮らしの中にある些細な物事に耳を澄まし、それらと真摯に向き合いながら一つの公演を作ろうとする二人のアーティストの姿があった。
    2011年の震災以降は特に、エネルギーの問題を中心に暮らし方そのものを改めて考え直そうとする動きが色濃くなった。アーティストにとって暮らし方とは表現そのものである。
    この公演にあたって山川はパフォーマンスに使用する電力の自家発電を提案した。藤田は畑を案内し、山水の音を聴かせた。
    アーティストが暮らしの中からパフォーマンスを作っていくことを考え、人間の営みや自然の恵み、動物や食べ物、芸術活動、それらが一体となって巡るよう計らい、身体を動かし、模索する、、、そんな姿がここにある。
    (Motion Gallery「カントリー・ジェントルメン」紹介ページより)

    関連リンク→ 》Motion Gallery




    寺田真由美『温湿シリーズ vol.3 写真と立体』


    展示期間2016年6月10日(金)- 2016年7月17日(日)
    開廊時間12:00 - 19:00 (木 - 日曜日)
    休廊日月・火・水曜日 及び6月27日−7月6日(ART OSAKA 出展の為)
    レセプション6月11日(土)18:00 - 20:00 ※入場無料・作家が在廊します。

    この度 Gallery OUT of PLACE TOKIO では2016年6-7月期の展覧会として、寺田真由美による「温湿シリーズ vol.3 写真と立体」を開催いたします。
    大学を卒業後、立体造形作家として活動していた寺田真由美は、2001年NYに渡っています。
    それから今日までの15年間は、一貫して自作のミニチュアを撮影したモノトーンの写真作品を国内外で発表して来ました。
    しかしこの1、2年はカラー作品を併せて展示するという方法をとりはじめ、更には立体→平面→立体という3次元への回帰を窺わせる彫刻作品を作り始めています。
    ただしそれは写真との決別ではなく、むしろ写真というメディアに内在する視覚とは別次元の知覚にアクセスしようとする、新しい試みと捉えられるかもしれません。是非ご高覧ください。

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    「温湿シリーズvol.3 写真と立体」展に寄せて

    「温湿シリーズ」は、「視る眼差し×看る眼差し」という副題を持っている。ベッドの上に横たわっている人には同じ風景も違って見えているのではないだろうか。焦点の合わない瞳に映るのは、優しくて淡い風景なのではないだろうか。そんな思いから白黒のイメージとカラーのイメージとを同時にあわせて表現しているシリーズだ。

    更に、この「温湿シリーズ」には、「six foot platform」というタイトルの10点の立体作品がある。実際の作品サイズは6 × 12 × 6 inches (15 × 30 × 15 cm)であり、six feet あるいは6尺は身体のメタファーである。個人的なことを言及するのは控えるが、母親を亡くすという出来事の言葉にならない感覚を見て下さる方々と分かち合えたらと願っている。

    初めて作品をつくった頃、「写真的な彫刻」とは何かと考えていた。二次元のイメージを三次元に転写したような彫刻をつくりたいと思い、透明プラスチックを使った立体作品をつくり始めた。「写真への憧憬」と「彫刻の思考」が交差して「写真的」ということを考えていた。

    失われる時間や不在への切なさから、写真と立体の間で仕事をしている。
    (文:寺田真由美)

    また同日6月10日より練馬区立美術館で始まる<練馬区立美術館コレクション展 シリーズ時代と美術4 「1990~2000年代 辰野登恵子《Untitled 92-8》を中心に」>にも参加しています。
    関連リンク→ 》練馬区立美術館

    》寺田真由美 プロフィール




    José Pedro Cortes『José Pedro Cortes』


    展示期間2016年4月22日(金)- 2016年5月29日(日)
    開廊時間12:00 - 19:00 (木 - 日曜日)
    休廊日月・火・水曜日 及びG.W中の5月2日 - 5月11日
    レセプション4月22日(金)18:00 - 20:00 ※入場無料・作家が在廊します。

    この度 Gallery OUT of PLACE TOKIO では2016年4-5月期の展覧会として、ポルトガル新進気鋭の写真家 José Pedro Cortes による写真展を開催致します。
    作家は近年、ヨーロッパ写真界のニュージェネレーションの旗手として取り上げられる機会も多く、ポルトガル国内はもとより広くヨーロッパで活躍しています。
    今回の展覧会では、リスボンの南側に広がる広大な浜辺を撮ったシリーズ『COSTA』を中心に展示いたします。
    地中海西部の明るい陽光が降り注ぐ中、どこかアンニュイで退廃的なムードを持つ美しいプリントを是非ご高覧下さい。
    また作家は、4年前EU・ジャパンフェストによって選出され、日本に滞在、富山県を取材しヨーロッパの写真家が見た「富山」を果敢に撮影し、日本にも多くのファンがいます。
    会場では、展示写真作品はもちろん、作家の写真集(4種類)も販売します。

    尚、展覧会開催にあたってポルトガル大使館から協賛をいただいています。


    》José Pedro Cortes プロフィール




    隠﨑麗奈『blur』


    展示期間2016年2月5日(金)- 2016年3月6日(日)
    開廊時間12:00 - 19:00 (木 - 日曜日)
    休廊日月・火・水曜日
    レセプション2月5日(金)18:00 - 20:00 ※入場無料

    この度 Gallery OUT of PLACE TOKIO では2016年2-3月期の展覧会として、隠﨑麗奈による「blur」を開催いたします。
    隠﨑麗奈は工業製品の様な風合いを持つ半抽象的な造形物を創りだす事で、彫刻と彫刻的であるものの境界を問い続けています。
    隠﨑の作品は一見すると「可愛い」や「美味しそう」等といった多幸感を増幅させる様な立体造形と言えるでしょう。
    彼女の立体作品が設置された場には本来芸術が持つ「悦楽」がたち現れ、人の本能に直接響く「陶酔する時間」をもたらします。
    鮮やかで軽やかな色彩と造形が繰り広げる「娯楽」的空間を、是非この機にご体感下さい。

    》隠﨑麗奈 プロフィール




    archive -2015-

    小林且典『静物学』


    展示期間2015年12月18日(金)- 2016年1月24日(日)
    開廊時間12:00 - 19:00 (木 - 日曜日)
    休廊日月・火・水曜日 及び12月28日 - 1月8日まで冬期休廊
    レセプション12月19日(土)18:00 - 20:00 ※入場無料

    この度 Gallery OUT of PLACE TOKIO では小林且典よる『静物学』を開催いたします。
    会場内には作家が制作したブロンズや木による彫刻作品と、それらを『静物』として配置し深い眼差しによって定着された写真作品で構成されます。
    2013年の春以来TOKIOで2度目となる個展をどうぞこの機にご高覧下さい。

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    " 静物 " をテーマにしてようやく20年になる。ひとことで言えば " 秩序 " を見つけ出す旅であったように思う。
    瓶や器といった身のまわりのものの形を借り、それらをエレメントとして構築し、また分解することによってリズミカルな秩序を発見することは、ぼくにとって生活を守るための必要不可欠な作業であった。
    ミラノから戻った頃、彼我の差に戸惑っていたぼくは、様々な刺激に対応するための秩序を探さなければならなかった。その在処は制作上にこそ見いだすことができると信じ、この探求を開始した。
    現在も続くこれら試行錯誤の結果を「静物学」と題した展示で今後継続的に発表し続けてゆきたいと思う。
    小林且典

    》小林且典 プロフィール




    Saori MIYAKE / Masami YAMAMOTO
    『Why Did I Laugh Tonight?』


    展示期間2015年10月31日(土)- 12月6日(日)
    開廊時間12:00 - 19:00 (木 - 日曜日)
    休廊日月・火・水曜日
    レセプション10月31日(金)18:00 - 20:00 ※入場無料

    この度 Gallery OUT of PLACE TOKIO では三宅砂織と山本優美による二人展『Why Did I Laugh Tonight?』を開催いたします。


    18世紀末から19世紀初頭イギリスに生きた詩人ジョン・キーツは、
    或る晩「死は烈しい 死は生きたことの証だからだ」という結論に達し、「それ」を唐突に理解する。
    そしてノートにこんなタイトルの詩を走り書きした(かもしれない)。

    Why did I laugh tonight?

    解けるはずのない謎が解けた時、人は笑う。
    しかし笑った瞬間、その確信は指の隙間からこぼれ落ちてしまうものだ。

    印画紙の上の銀塩の粒子も、高温で焼成された土の粒子も、
    まるでメドゥーサの輝く目を見て「石」に変身してしまった人間のように、
    それ以上色褪せる事のない不朽不変の世界に行く事を運命づけられたものだ。
    しかしそれらは命を失ったかに見えて、実は永遠の存在になった事でもある。

    ネガポジ反転を繰り返し、影の中に複層的な精神性を見いだす三宅砂織と、
    布や衣類の肌理に潜む時間や記憶を、陶の中に定着させようとする山本優美。
    2人の作品に宿る永遠をどうぞこの機にご高覧下さい。

    》山本優美 プロフィール

    》三宅砂織 プロフィール




    Julia Baier『LEVITATING WATER』


    展示期間2015年9月11日(金)- 10月11日(日)
    開廊時間12:00 - 19:00 (木 - 日曜日)
    休廊日月・火・水曜日
    レセプション9月11日(金)18:00 - 20:00 ※入場無料

    この度 Gallery OUT of PLACE TOKIO ではベルリンを拠点に活動する写真家ジュリア・バイエルを紹介いたします。
    ジュリア・バイエルは2005 年に日本を訪れ、彼女の名を世に知らしめたシリーズ「パブリックバス」をGallery OUT of PLACE(奈良)において発表しました。ヨーロッパ各地のプールや公衆浴場を訪れ、水辺に集う人々が見せる一瞬の表情や行為を水の躍動感や透明感とともに捉えた写真は、非常に新鮮でセンセーショナルな話題を写真界にもたらしました。また日本に滞在中に撮ったスナップをまとめた写真集「SENTO」では「湯」にまつわる日本人の精神性を鮮明に浮かび上がらせ高い評価を得ています。
    写真集「WATER MATTERS」(’ 13 発刊)には、2000 年以降彼女の眼が捉えたさまざまな「水」の場面がおさめられています。この写真集を含めた彼女の写真家としての功績が評価され、2014 年ウェッツラーに完成したライカセンターでの「10 x 10」展の1人に選ばれるという名誉を授かっています。更にそれを機にライカ創立100 周年記念の " Augen auf! " 展にも出展し、現在もドイツ主要都市を巡回しています。
    Gallery OUT of PLACE での2 回目となる今回の展覧会では、シリーズ「WATER MATTERS」を中心に、今春アイスランドでの滞在制作で生まれた新作も初公開いたします。日本ではなかなか目にする機会のない、ヨーロッパ写真における「今」を代表するジュリア・バイエルの作品群をこの機に是非ご高覧下さい。

    》Julia Baier プロフィール




    大西康明『重力の輪郭 contour of gravity』


    展示期間2015年7月17日(金)- 8月30日(日)
    開廊時間12:00 - 19:00 (木 - 日曜日)
    休廊日月・火・水曜日
    夏期休廊8月13日(木) - 19日(水)
    レセプション7月17日(金)18:00 - 20:00 ※入場無料

    この度 Gallery OUT of PLACE TOKIO では大西康明による個展「重力の輪郭 contour of gravity」を開催いたします。
    近年、大西は国内をはじめ世界各地の展覧会やアートプロジェクトに参加し、その場所性に反応しつつ、人の身体感覚に働きかける仮想世界を実在の空間に出現させてきました。展示空間を一つの容器として扱い、インスタレーション作品を通して人の手を超えるような体系を暗示させる作家として、現在国内外で高い評価を受けています。

    今回「重力の輪郭」と名付けられた個展では、接着剤とポリエチレンシートを使ったインスタレーションを制作し発表します。前回の個展時とは設えが新しく変ったギャラリー空間において、我々の眼前に確かな存在として圧倒的な空間が提示されることになります。と同時にその存在は空洞や不在によって裏打ちされていることを想起させ、鑑賞者は確実と不確実が表裏一体となった世界を覗き込み、新たな想像力によって自身のあり方を再構築する事を余儀なくさせられます。それはまさに我々の上にのしかかる重力の輪郭を外側から、そして内側からなぞる行為に他なりません。通常設置された作品は会期終了後に跡形もなく消滅することになります。大西が仕掛ける儚なくも壮大な空間を是非この機会にご高覧ください。

    》大西康明 プロフィール




    Hogalee『複次創作 nth derivatives』


    展示期間2015年5月29日(金)- 6月28日(日)
    開廊時間12:00 - 19:00 (木 - 日曜日)
    休廊日月・火・水曜日
    レセプション5月29日(金)18:00 - 20:00 ※入場無料
    トーク6月20日(土)19:00 - 21:00 Hogalee x 藤元明 x 藤崎了一 ゲスト:寺内俊博(西武渋谷) ※入場無料

    この度 Gallery OUT of PLACE TOKIO は、Hogaleeによる新作展『複次創作 nth derivatives』を開催いたします。

    2013年 Gallery OUT of PLACE TOKIO で開催した個展「剽窃 plagiarism」において Hogalee は、ピエト・モンドリアンへのオマージュとして描かれた ロイ・リキテンスタイン の「ヘアリボンの少女」を更に引用し彼のオリジナリティの中へと落し込み描いてみせた。それは引用され続けるアートの仕組みへ自ら介入することで、「上書き」という行為の有用性を指し示すことでもあった。
    今回、作家が剽窃するモチーフは シンディ・シャーマン の「Untitled #96」である。シンディ・シャーマンは映画の一場面や広告で使われたイメージを巧みに引用し、自らが被写体となりそのイメージを複製してみせている。それはイメージの「上書き」のみならず、漫画から絵画へと変容させたロイ・リキテンスタイン的方法論の剽窃であるとも言える。
    『複次創作 nth derivatives』と銘打たれた本展で Hogalee は、上書きし続けることによって生成を繰り返すイメージがもつ軽やかな張力と、「ゲーム」という現代美術の一断面を呈示することになるだろう。
    奇しくも今がポスト・インターネット世代と言われるこのタイミングに、Hogalee が『複次創作 nth derivatives』 を発表することの意義は大きい。絵画の中に立ち現れるカット&コピー&ペーストとマニュアルな作業によるメディウムの展開を、是非ご高覧ください。
    また会期中6月4日はFirst Thursdays at 3331につき開廊時間を21時まで延長します。
    6月20日(土)には同年代で親交のある作家の藤元明氏(island MEDIUMにて個展開催中)、藤崎了一氏(西武渋谷店オルタナティブスペースにて個展開催中)、3名と関わりの深い寺内俊博氏(西武渋谷店・美術画廊)とのクロストークを開催いたします。

    》Hogalee プロフィール




    HOUXO QUE『16,777,216views』


    展示期間2015年4月17日(金)- 5月24日(日)
    開廊時間12:00 - 19:00 (木 - 日曜日)
    休廊日月・火・水曜日(4/27 - 5/6 はG.W につき休廊致します)
    レセプション4月17日(金)18:00 - 20:00 ※入場無料
    トーク #14月23日(木)19:00 - 20:30 HouxoQue x 上妻世海 モデレーター原田優輝 ※入場無料
    トーク #25月24日(日)19:00 - 21:00 HouxoQue x gnck ※入場無料

    この度 Gallery OUT of PLACE TOKIO では、HouxoQue (ホウコォキュウ)による初めての展覧会 [ 16,777,216views ] を開催致します。
    本展では Houxo Que のディスプレイシリーズ 16,777,216views の新作の発表を行います。
    ストリート・アート、ペインティング、インターネット・アート、メディア・アートなどの様々な回路を経て創りだされる作家の表現を、是非ご高覧下さい。
    また会期中には2つのトークイベントを予定しています。気鋭の作家の表現を複数の視点から解釈して頂く良い機会になるはずです。

    同時期に HIGURE 17-15 cas にて開催されるグループ展「世界制作のプロトタイプ」2015 年4 月18 日(土) – 4 月29 日(水) にも参加しております。
    http://prototypes-of-worldmaking.com/
    さらに六本木アートナイト2015では ライブペイント with SENSELESS DRAWING BOT を予定しています。
    http://www.roppongiartnight.com/2015/

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    感覚的なものの全て、見えないものの光 

    HouxoQue という作家の単独性はどこにあるのだろうか?作品をじっくり鑑賞することを通じて考えてみたい。
    今回展示される作品は、様々な色を一秒間に60回の速さで点滅させ続けるディスプレイに、生の跳躍を思わせる一回性の痕跡、花を活けるような繊細な手触りを感じさせる質感、そして強烈で鮮やかな色彩を蛍光塗料を用いて描くことで、ストリートとテクノロジーという領域を絶妙に混血させたものである。
    ディスプレイ上では一つの画素(ピクセル) が24 ビットの色情報を持っており、赤、青、緑の光の三原色を、それぞれ8 ビット(256 階調) で表現することで、最大で16,777,216 色を同時に表示できる。更に、Raspberry Pi を用いて、リアルタイムコンピューティングで演算処理を施すことで、ランダムに、人間の網膜で識別可能な全ての色数を一秒間に60回という速さで示し続けている。それはヒトという生き物が展開する環境世界の全てを埋め尽くしている。そして、見えるものの全ては、同時に見えないものの存在を浮き彫りにする。それはイマヌエル・カントが『純粋理性批判』で行った手続きと同じように、僕達の可能性を照らしだすことはその外側の存在を不可避に呼び寄せてしまうのだ。
    ここで初めて、僕は、彼が可能性の全ての上に描いた、妖しく光る実存の痕跡に心が捕らわれていることに気がつく。蛍光塗料が光るのは、蛍光物質が目には見えない紫外線を吸収して可視光を発するからだが、暗闇の中で光るという条件はこれだけでは充分に説明しているとは言えない。なぜなら、ほとんどの場合、暗闇の中には可視光もなければ、紫外光も共にない、という場合が多く、暗い中で目には見えない紫外線を発光する「ブラックライト」をあてるという特殊な条件下でのみ、以上の説明が成立するからだ。
    彼は日本だけでなく、中国、台湾、韓国といったアジアの国々の混血児であり、東京という、眠ること無く発光し続ける都市で育ったこと、それぞれが、彼のアイデンティティとして刻み込まれているという。しかしそれだけでなく、彼の、ストリートアートからライブペインティング、テクノロジーやメディアアートとの距離の近さなどが示しているように、そういった遺伝と環境という単純な二項対立では捉えきれないほどに、様々な手紙が複数の経路を通じて、彼の元に届いた。そして、彼はそれらを、培ってきた技術を用いて、一つの再構築として、新しい混血児を産みだしたのだ。
    では、ブラックライトとはなんだろうか?一言でいうなら、それは人間に見えないものを可視化する装置である。認知可能な全ての色数を発光し続ける支持体は可能性の全てであり、現代の象徴的な断面を示している。感覚的なものの全てとその上に描かれる軌跡の痕跡。彼が体験し培ってきた様々な文化がもつ可能性とその外側。それらが混在するその重層の上で、今も、蛍光物質が、目には見えない紫外線を吸い込んで、人間の可能性の上で、儚い可視光を発している。まるで、見えないものすら、可能性の中に引きずり込むかのように。
    上妻世海
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    プレスリリース(pdf)はこちらからDLしてください。 → 
    HOUXO_QUE_pdf

    》HOUXO QUE プロフィール




    関智生『Real/Red 老婦人の庭』


    展示期間2015年 3月6日(金)- 4月5日(日)
    開廊時間12:00 - 19:00 (木〜日曜日)
    休廊日月・火・水曜日
    openthur - sun 12:00 - 19:00   closed on mon,tue,wed
    内覧会:3月5日(土)18:00 - 21:00(First Thursdays at 3331に於いて)
    別途ギャラリーツアーもあります→3331 GALLERY TOUR
    レセプションパーティー : 3月6日(金) 18:00 - 20:00
    ※両日とも作家が在廊致します。

    初期キュビスムと日本南画にあこがれて どのように対象物を眺めたら、このような絵が描けるのか。初期キュビスムの作品に触れた時、そう感じたものでした。茶色と灰色を基調としたそのかたちは、幾何学形であらわされ、なんとも異様に感じました。 同じころに知った日本南画も不可思議で、木々の葉むらはドット(記号)に置き換えられ、自分の認識する自然からほど遠い表現に感じられました。
    しかしこれらの作品を再考したい気持ちが高まっています。例えばそれは、南画の葉むらの色面に見られる「反転する明暗」であり、キュビスムの色面における「前後関係の反転」であり、そして南画の「起筆・送筆のリズム」等です。両者に共通する「触覚的な筆跡」も気になります。 初期キュビスムと日本南画をはじめて知った時の衝撃は、これらの形式だからこそ表現できる世界があるのだと知らされたことでしょう。そのあこがれは、今も自分の中で共鳴し続けています。
    text by 関 智生

    》関智生 プロフィール




    中島麦『悲しき南回帰線』


    展示期間2015年 1月9日(金)- 2月8日(日)
    開廊時間12:00 - 19:00 (木〜日曜日)
    休廊日月・火・水曜日
    openthu - sun 12:00 - 19:00   closed on mon,tue,wed
    1月10日(土)18:00 ~ 作家を囲んでレセプション・パーティーを開催します。是非ご来場下さい。※入場無料

    この度Gallery OUT of PLACE TOKIOでは、中島麦による個展「悲しき南回帰線」を開催いたします。
    本展は弊廊がこれまで開催してきた同作家の個展「悲しいほどお天気」、(2011年 /奈良)「星々の悲しみ」(2013年 /奈良・東京)に続く【悲】シリーズ第三弾にあたります。
    大学を卒業後12年間、様々な表現に取り組み新しい絵画の可能性を模索して来た作家の重要なターニングポイントになるこの展覧会を、是非ご高覧下さい。

    ***************

    今回の展覧会は、1色の絵具を均質に塗ったミニマルな画面と複雑なテクスチャーを持つ重層的な画面という、対極にある2種類の抽象絵画によって構成されている。

    ここまでは前回の展覧会で提唱した『カオスモスペインティング』※ を踏襲したものであるが、今回の2種類の異なる絵画の対比は、見方を変えれば最小単位とその集合体の補完関係でもある。

    近くから鑑賞すれば両者の大きな差異が主題に見えるが、遠く離れる程に実は2つが1種類の作品に近づいていく事に気づくだろう。

    更にこれらの2つは、同一のキャンバス上での固定された組み合わせでは無く、それぞれの個体は独立しており、組み合わせ自由を前提にインスタレーションされている。

    何でも白黒をはっきりさせようとするシステムが加速化している現代社会が、自閉という弊害をもたらしているとするならば、私は抽象絵画が持つ構造を認識する事が、その一つの打開策になるのではないかと思っている。

    抽象絵画の表面に見えているテクスチャーやインスタレーションの方法論が、或る個人の物語や思想ではなく、世界の根底を流れる社会構造を映し出し、結果、過度な自縛から私達を解放してくれる事になるのではないか…

    新しい抽象絵画の構造を通して、私自身が何ものからも自由で何ものをもつなぐメディウムでありたいと考えている。

    text by 中島麦

    ※ 平田剛志(京都国立近代美術館研究補佐員)に拠る。

    》中島麦 プロフィール




    archive -2014-

          

    大原舞『TRIP』

    • 2014 @Gallery OUT of PLACE TOKIO

    • 2014 @Gallery OUT of PLACE TOKIO

    タイトル大原舞『TRIP』
    展示期間2014年11月28日(金)-12月28日(日)
    開廊時間12:00 - 19:00 (木〜日曜日)
    休廊日月・火・水曜日
    open thu - sun 12:00 - 19:00   closed on mon, tue, wed
    初日11/28の 18:30 - 20:00に作家を囲んでレセプションパーティを開催致します。

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    わたしが見ている世界は皆と同じように見えているのだろうか?
    わたしは何を見ようとしているの?何を見たいと思っているの?
    わたしは自分の部屋から、アトリエから、いつだって自由に旅へ出かる。

    そこで出会った目に見えているもの。
    その向こうに広がる景色。
    ピントは合わない。
    私が見たい景色にピントが合う時、それは絵画になる。
    目の前にある植物が視界を遮るけど、それも気にならない。
    目に見えているもの全てが絵画になる。
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    大原舞が創りだす世界は、常に何か曖昧で、うっすらと靄に包まれた光景を見ているかのようだ。
    それは手を伸ばせば届きそうな距離にいる人の顔が思い出せない時の感覚とよく似ている。
    今回の彼女の展覧会を通して、私たちは常日頃どのようにモノを見ているのかを問い直すことになるだろう。

    これまでグループ展やブランドとのコラボレーション展示を重ねて来た大原舞がペインティングやドローイング、立体作品など様々なシリーズを混在・展開させた待望の個展となります。是非ご高覧ください。

    》大原舞 プロフィール




          

    内山聡『クリックする人間、動物、あるいは機械』

    • 2014 @Gallery OUT of PLACE TOKIO

    • 2014 @Gallery OUT of PLACE TOKIO

    タイトル内山聡『クリックする人間、動物、あるいは機械』
    展示期間2014年10月17日(土)-11月16日(月)
    開廊時間12:00 - 19:00 (木〜日曜日)
    休廊日月・火・水曜日
    open thu - sun 12:00 - 19:00   closed on mon, tue, wed

    内山聡は2005 年に多摩美術大学大学院美術研究科修了後、独自のスタンスを保ちながら積極的に作家活動を続けてきました。
    飼い馴らされた絵画に疑問を投げかけ、近年は絵画を「行為」「時間」「物質」など様々な視点から解体し再構築することを制作の中心に据えています。
    今回は、通信に代表されるテクノロジーの急速な発展に脅かされつつもそれを賞賛し受け入れざるをえない現代人が、その中にこそ我々のリアリティが存在するのではないか? 徒労を繰り返す行為が人間的であり、また動物的、機械的でもあるという前提のもと、全長41 メートルにもなるエアマットを使った作品や前作 Soaked Paintings の流れを汲む新作を発表します。
    是非内山聡が提示する「絵画論」をご高覧下さい。

    》内山聡 プロフィール




          

    Killing Me Softly 隠﨑麗奈・山本優美

    • 2014 ©Reina Kakurezaki + Masami Yamamoto

    • 2014 ©Reina Kakurezaki + Masami Yamamoto

    • 2014 ©Reina Kakurezaki + Masami Yamamoto

    タイトルKilling Me Softly
    展示期間2014年9月12日(金)- 10月12日(日)
    開廊時間12:00 - 19:00 (木〜日曜日)
    休廊日月・火・水曜日
    open thu - sun 12:00 - 19:00   closed on mon, tue, wed

    この度Gallery OUT of PLACE TOKIOは、隠﨑麗奈と山本優美の二人の立体作家による新作展:Killing me softly を開催します。
    隠﨑麗奈は、2002年武蔵野美術大学を卒業後、一貫してFRPなどの樹脂を素材に制作しています。工業製品の様な風合いを持つ半抽象的な造形物を創りだす事で、彫刻と彫刻的であるものの境目を問い続け、近年その独創性が高く評価されています。
    山本優美は、2007年金沢美術工芸大学を卒業、その後国立ラ・カンブル美術大学(ベルギー)での留学。帰国後は伝統工芸の継承発展目的とし多くの職人を排出している卯辰山工房を修了しています。陶でテキスタイルを表現するという斬新な作風を確立し、今年はSICF15のグランプリを受賞するなど、現在注目を集める作家の一人です。
    手法やコンセプトの異なる二人ですが、生命力にあふれた彼女達の作品は、まさに観る者を優しく悩殺することでしょう。この機に是非ご高覧下さい。

    》隠﨑麗奈 プロフィール

    》山本優美 プロフィール




          

    坂田峰夫-FLOWERS

    2014 ©Mineo Sakata

    タイトルFLOWERS
    展示期間25th Jul. (fri) - 31th Aug.(sun)  2014
    開廊時間12:00 - 19:00 (木〜日曜日)
    休廊日月・火・水曜日(夏期休廊8月11日 - 20日)
    open thu - sun 12:00 - 19:00   closed on mon., tue., wed.
    夏期休廊11th - 20th Aug. 2014

    この度Gallery OUT of PLACE TOKIOは、7月25日より坂田峰夫展 -FLOWERS を開催いたします。
    3331 Arts Chiyoda 207 号室の改装を終え,本格的に再始動する1回目の展覧会です。
    坂田は東京芸大美術学部絵画科油画専攻を1990年に修了後、最初の個展である1994年から花をモチーフに写真「的」作品を発表してきました。これらの写真「的」作品は、独自のフォトグラムの手法が用いられており、写真用バライタ印画紙の上に、光と陰を絵具にして一枚きりの絵画を描くように制作されています。
    印画紙の特質である「黒」と「平面性」に表現の場を見いだし、「花」にこだわり続ける坂田の美学には、世阿弥が著した「風姿花伝」に通じるものがあります。
    あくまでも無駄を省き最後に残った僅かな光によって織りなされる、静謐で耽美的な坂田峰夫の世界を是非ご堪能ください。

    》坂田峰夫 プロフィール




          

    KOLKOZ

    2013 ©KOLKOZ

    タイトルPARALLAXE
    展示期間25th Apr. (fri) - 25rd May.(sun)  2014
    開廊時間12:00 - 19:00 (木〜日曜日)
    休廊日月・火・水曜日(GW 中の 5/1 と 5/4 もお休みさせていただきます)
    open thu - sun 12:00 - 19:00   closed on mon., tue., wed.

    KOLKOZ はSamuel Boutruche とBenjamin Moreau の2人の美術家によるユニットで、フランスを活動拠点に世界各国で主に立体やインスタレーション作品、映像作品を発表しています。今回の展覧会では、映像作品を上映します。
    今作品は短編10本によるオムニバス映像で、作家が昨年【奈良・町家の芸術祭 HANARART 2013 】に参加し、御所市名柄エリアの地域の住民を巻き込みながら現地制作した作品です。
    KOLKOZ の近年の映像作品は、作家2人が同時に2台のGOプロカメラを駆使し撮影する方法で展開されています。このようにして撮影された映像は、解剖学的に我々が左右別々の2つの目で物を見、微妙に違う映像を脳内で一つに統合している事を思い出させてくれます。と同時に彼等は、人は複数の違うバックグラウンドで物事や事象を捉える事で表現の可能性を大きくできる事を、この映像によって示唆しようとしている様にも思われます。今回奈良県御所市で制作されたこの作品では、全作品において地域の人達やボランティアスタッフを登場/演技させ場面が進行していきます。全体を見終わったとき、我々は諧謔や皮肉が込められつつもフランス人作家二人が捉えた【今の日本】を真正面から突きつけられる様な気持ちになるのではないでしょうか。

    》KOLKOZ FACEBOOK




    大西 康明  垂直の隙間
    Yasuaki ONISHI  vertical emptiness

    vertical emptiness (volume of strings), 2014 ©Yasuaki Onishi

    展示期間27th Feb. (thu) - 23rd Mar.(sun)  2014
    開廊時間12:00 - 19:00 (木〜日曜日 )
    休廊日月・火・水曜日
    open thu - sun 12:00 - 19:00   closed on mon., tue., wed.
    オープニング2月27日(木)18:30より、作家を囲んでオープニングパーティを行います。
    お誘い合わせの上、是非ご来場下さい。
    opening party18:30~  on 27th Feb  (entrance free)

    大西康明は、世界各国でのアーティスト・イン・レジデンスを重ねる中で、「空間」を薄いビニールシートや接着剤の線で「彫刻」する独自の表現方法を確立し、《体積の裏側》や《垂直の隙間》などのスケールの大きなインスタレーション作品を主に現地制作によって発表してきました。
    国内では、2011年国立国際美術館での「世界制作の方法」展をはじめ、青森、愛知、京都、兵庫、奈良、福岡の美術館・アートセンターによる展覧会や地域型アートプロジェクトに参加し精力的に活動しています。大西の繊細でありながらも空間を凌駕するダイナミックな作風は内外で高い評価を得ており、現在最も注目すべき作家の一人と言えるでしょう。
    今回は、3331 Arts Chiyoda 207号室という元中学校の教室であったスペースを会場にして、新作インスタレーションを発表します。東京でのサイトスペシフィックな作品展開は本展が初となります。 是非この機に大西のはかなくも壮大な作品空間をご体感下さい。

    》大西康明 プロフィール


    有色雑音 /カラードノイズ



    展示期間2014. 2.07 (fri.) - 3.09 (sun)  2014
    開廊時間12:00 - 19:00 (木〜日曜日 )
    休廊日月・火・水曜日
    open thu - sun 12:00 - 19:00   closed on mon., tue., wed.

    出展作家: TAKCOM(moving image)
    魚住勇太 (Sonir / from SjQ)/Yuta Uozumi (sound)
    吉濱翔/Syo Yoshihama(mixed media)
    展示作品: 映像、音、ミクストメディア、及びイン スタレーション

    本展 「有色雑音 /カラードノイズ」展ではTAKCOM(映像)、魚住勇太(音)、吉濱翔(インスタレーション)というそれぞれメディアの異なる作家を紹介します。
    彼等の作品を通して私たちは、人間に備わっている知覚のバランスや使い方に意識を向けるきっかけを得ることができるでしょう。
    一つの空間で同時に3作家を紹介します。それぞれは独立した構成ですが、部分的に干渉し合う展示となります。
    近年国内外で注目され高い評価を得ている3作家を一堂に鑑賞できる貴重な機会です。ぜひご高覧ください。

    *尚、この展覧会は『恵比寿映像祭 2014 TRUE COLORS』(2/7〜 23 開催)における地域連携プログラムに参加しています。

    ◆恵比寿映像祭 公式HP:http://www.yebizo.com/

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