Nogisumiko
のぎすみこ
japanese living in Tokyo Japan
インスタレーション・アーティスト
やくたたず のぎすみこ
a Waste of Space nogisumiko
2010年 3月26日(金)― 4月25日(土)
展覧会のご案内
この度TOKIO OUT of PLACEは3-4月期の展覧会として
やくたたず のぎすみこ a Waste of Space nogisumiko
を開催します。
『OUT of PLACEにて、a Waste of Space をするための戯言』
物心ついた頃、わたしに貼られたレッテルは「気が利かぬ役立たず」でした。役に立たない物(者)は、価値が無いと思われているような恐怖感と罪悪感がありましたから、ことあるごとに役立たずについて考えない訳にはいきませんでした。
自分の役立たずっぷりに、ずいぶんと心を痛めたりあきらめてみたり、頑張って役に立とうと努めた覚えもあったのに、気付けばせっせっせっせと掻き集めたお金で、せっせせっせと役立たずに精を出している。
「やくたたず」という言葉は、いつの日かわたしの作品の題名になることは、ずっと以前から決まっていたようにおもいます。
昨年、股関節の病気で手術した足は、わたしの役立たずっぷりに中途半端な拍車を掛けてくれました。そして去年、幼いわたしを「役立たず」と罵倒した父親が緊急入院し、年末年始に身体のあちこちにコードを付け、病院のベッドでよれよれになり、口を開いても呂律の回らない父親を見て、頭に浮かんだのは「やくたたず」と言う文字でした。幾度もその言葉が頭に浮かぶと同時に、むしろどんどん自分が柔らかな気持ちになっていくのがおもしろく新鮮で、不思議な感覚でもありました。それから数日後、わずかな回復の中で父親はわたしに電話を掛けてきました。それは言葉は少なくとも、穏やかなものでした。この瞬間「やくたたず」という言葉は、ぴったりとわたしの古く歪な溝にはまり、この題名のための「駒は揃った」と、身体の芯で鐘が鳴った気がしたのです。
『やくたたず』にとってこの話しは、ほんのほんの端っこで、ぶっきらぼうに新たなるスタートや過去の御破算、親子の感動を伝えたい思い等無く、ましてや何かをあきらめたり、すねたり開き直っている訳でもありません。
今はただ、ただ「今」であること。愛すべき全ての役立たずに敬意を表し、新旧交えた作品の個展を開催します。
のぎすみこ/ 芸術家(installation artist)
開催事項
1展覧会名: やくたたず のぎすみこ
a Waste of Space nogisumiko
2会期 2010年3月26日(金)ー4月25日(土)
3会場 TOKIO OUT of PLACE
106-0047 東京都港区南麻布4-14-2 麻布大野ビル3F
tel・fax 03-5422-9699
4展示作品 インスタレーション
5開館時間 水ー土曜 12:00 - 19:00
6休館日 日曜 月曜 火曜
7観覧料 無料
8関連イベント
3月26日(金)午後6時30分〜 作家を囲んでささやかなレセプションパーティを開催します。
またART FAIR TOKYO 2010 においてもOUT of PLACEのブースE-16で、
のぎすみこの作品を展示します。
ART FAIR TOKYO 2010
会場:東京国際フォーラム
会期:2010年 4月1日(木) - 4日(日)
9問い合わせ先
TOKIO OUT of PLACE
106-0047 東京都港区南麻布4-14-2 麻布大野ビル3F
tel・fax 03-5422-9699
■作家プロフィール
1965年生
1993年からアートに興味を持ち、徐々に独学で作品制作を始める。
「いま」の存在を考え、好きな場所で好き勝手な手法で、好き勝手に作品発表をし続けている。
芸術活動履歴
<主催・企画・芸術・制作(トータルオーガナイズ)>
1995:『27人の二人』展覧会(28人による写真展/新宿:moca foundation)
1996:『PAP de conte'96』(パフォーマンス/ 原宿:PAP factory)
『にがおえ展』(ペインティング・パフォーマンス/原宿:PAP factory)
2006:『かくれんぼ』(インスタレーション/横浜:ZAIM 旧会議室)
『coma』(ライヴイベント/横浜:ZAIM イベントスペース)
2007:『ひとみ』(インスタレーション/東京:caf'e HOCCO)
2008: C3A設立(ダンス・サウンド・インスタレーショングループ活動)
2009:『出芽(入院展)』(インスタレーション/東京:病院内個室)
『牛2』(ダンス公演/横浜:三渓園旧燈明寺本堂内 [ 重要文化財指定 ] )
<個展>
2004:『そこからこぼれてくるひかり』(ペイント・インスタレーション/銀座:創画廊)
2006:『かわたれ』(インスタレーション・パフォーマンス/横浜:ZAIM)
『少女風鈴』(インスタレーション/横浜:三渓園旧燈明寺本堂内)
『てのひら』(インスタレーション/下北沢:ギャラリートウキョウジョウ)
<グループ展>
1996:『しりとり』300 artists for AIDS(ペイント/東京)
1997:『金魚の糞』 FISH PERCEPT(立体/東京)
1998:『女性うつわ男性うつわ』(陶器/東京:新宿エステック情報ビルクリスタルスポット)
1999:『しりとり(トイレのためのインスタレーション)』(旧横浜女性センタートイレ内)
『亀裂』(陶器/東京:新宿エステック情報ビルクリスタルスポット)
2000:『のぞきあな(トイレのためのインスタレーション)』(旧横浜女性センター)
『のぞきあな』個室と言う容積の中で(インスタレーション/京都:ギャラリースズキ)
2001:『over』『とうふ』 パフォーマンスフェスティバル大阪(映像/大阪)
『室田光政の履歴書』 仮説芸術(東京:ParaGLOBEギャラリー)
2002:『おっぱいマフラー』 フィリップモリスK・Kアワード(東京国際フォーラム)
2003:『ひつじ+ひつじの中身』 六感の森(鴻池朋子監修
/インスタレーション・パフォーマンス/東京:AXIS)
2008:『こうろ』 港町ワンダララ計画(野外インスタレーション/横浜:ZAIM Anex caf'e)
<舞台(演劇・ダンス)>
2002:『ひより』 Peace one day(指輪ホテルとのコラボレーション/構成・美術/東京)
2003:『ひつじ』 ゲリラパフォーマンス(山岡佐紀子とのコラボレーション
/新宿ー国会議事堂前ー銀座)
『It's up to you』 アジア女性演劇フェスティバルinマニラ
(指輪ホテルとのコラボレーション/舞台美術/マニラ)
2004:『It's up to you―赦されざる乙女たち』
(指輪ホテル主催/舞台美術・スーパーバイザー/大宮ストリップ劇場)
2008:『牛』 黒沢美香ー薔薇ノ人
(薔薇ノ人企画/舞台美術・衣装・ヘアメイク/東京:セッションハウス)
<受賞歴等>
1985:『砂漠の夢』横編ニット組合金賞受賞・山本寛斎賞受賞
2002:『おっぱいマフラー』フィリップモリスK・Kアワード入選
2006:『少女風鈴』横浜三渓園100周年記念企画入選
2007:『かくれんぼ』『おっぱいマフラー』等 GEISAI MIAMI 入選(アメリカ)
その他作品発表多数
<その他の活動歴>
20代は、横編ニット職人・コンビニ・バイク便・何でも屋・外装内装・露天商等の仕事で過ごし、ひょんなことから1995年からTVやMPV、CM、ドラマ、映画等に出演。1999〜2004年まで某メイクアップアカデミーにて、表現コミニュケーション科の特別講師として授業を務める。その他にも、クラヴで踊るトイレ掃除やベビーシッター等の仕事を行ったり、様々なフォトグラファーの被写体になる等、とにかくめちゃくちゃである。2005年は、ABSOLUT Tokyoのコンペティションに選抜され、モデル兼衣装制作を手掛けた。