Françoise Nuñez
フランソワーズ・ニュネズ
 
 
 
 
French living in La Ciotat France
 
1957  フランス トゥルーズに生まれる。
1975  スペインを旅し、フラメンコ音楽に魅せられる。アンダルシア地方
   に何度も足を運び、カスティリャで写真をはじめることになる。
1978  トゥルーズ E.T.P.A校で写真を学ぶ。
1980  エチオピアを友人の写真家と旅する。
1981  メキシコを旅する。
1982 アンダルシアに滞在する。
   フラメンコを取材するためにマドリッドに赴く。
1986  息子ジョアキムの誕生
1987  スペイン・アンダルシア、南インドを旅する。
1988  娘マニュエラ誕生 ポルトガル、イタリアを旅する。
1989  ギリシャ、トルコ、インドを旅する。
1990-'92  アンダルシアに住む。
1992  南仏ラ・シオタに居を構える。
1993  ポーランドを旅する。
1994  インド・マドラスを旅する。
1996  インド・マドラス、カルカッタ セネガル・ダカールを旅する。
1997  インド・ケララ、タミール地方を旅する。
1998  エチオピアを旅する。
2000  シリアを旅する。
2001  インドを旅する。
2004  チュニジアを旅する。
2005  日本(奈良、京都)を旅する。
2006  個展「砂と水のベール」Gallery OUT of PLACE 奈良
 
 
 
 
彼女の写真は、まるで繊細な糸で紡がれた絹のベールのようだ。その美しいプリントを見ていると、遠い異国の音楽が確かに聞こえてくる。
 
彼女は好んで旅に出て写真を撮っている。
エチオピアをはじめとするアフリカ、そしてインドをはじめとするアジア。
 
アフリカの乾いた風。砂埃。灼熱の太陽。砂が舞い身にまとうベールの中にしのび込む。その隙間から砂がさらさらと音をたててこぼれ落ちる。
アジアの濡れた肌。宝石のように輝く黒い瞳。彼女が織ったベールは、たゆとう水の下でゆらゆらと動いている。まるで永遠がはためくかのように。
 
たとえどんなにその地を愛そうとも、写真家はひとりの異邦人にすぎない。吹く風と流れる水にほんのつかの間身を委ね、シャッターを切るしかないのだ。フランソワーズ・ニュネズが紡ぐベールは、だからこそ繊細で美しい。